ソフトバンクキャピタル

ソフトバンクキャピタル株式会社（SoftBank Capital Limited Partner）は、ソフトバンクグループの戦略子会社であるSoftbank Holdings Inc.傘下のベンチャーキャピタルです。ニューヨーク州バッファローに本社を構え、ボストンやシリコンバレーにもオフィスを展開しています。

代表はロン・フィッシャー氏が務め、カビール・ミスラ氏、エリック・ヒッポー氏、マイケル・ペルリス氏、ジョルディー・レビー氏、スティーブ・マレー氏などが主要なパートナーとして活躍しています。運用資金の規模は500億円を超え、1社あたり1〜2億円から最大25億円の投資を行っており、その投資ポートフォリオは約60社に及んでいます。

これまでに、Buddy Media、OMGPOP、Huffington Post、Hyperpublicなどの企業への投資で成功を収めてきました。
ソフトバンクグループには、Softbank China＆India HoldingsやSB ISATといった他のベンチャーキャピタルも存在します。しかし、2015年以降はソフトバンク・ビジョン・ファンドが投資の主導権を握るようになり、ソフトバンクキャピタルによる新規投資は行われていません。

ソフトバンクキャピタルは、Softbank Holdings Inc.やSB Group US, Inc.とは異なる役割を担っていました。
Softbank Holdings Inc.は、ソフトバンク本体の資金と意向を強く反映した政策投資を行っており、Ziff-Davis Publishing、COMDEX、Yahoo!、キングストン・テクノロジー・カンパニー、イー・トレードなどの企業へ投資していました。一方、ソフトバンクキャピタルは、3年から8年程度の期間で投資回収を行う純投資を主な目的としていました。また、2014年に設立されたSB Group US, Inc.は、ニケシュ・アローラ氏が統括し、10年、20年先を見据えた中長期的な戦略投資を行っています。

今後は、ソフトバンクキャピタルの機能を縮小させ、SB Group USによる成熟企業への大型投資に転換する方針です。ソフトバンクキャピタルの主な出資先としては、ハフィントン・ポスト、バズフィード、Zynga、Gilt Groupe、Criteo、Fitbitなどが挙げられます。近年では、Banjo、EdCast、Flashnotes、Flight car、GLAM SQUAD、Kabbage、Kony、NowThis、Swirl、Switch、TechStars、Yieldify、Wandoujia(豌豆荚)などにも投資を行っています。

投資先には、すでに売却済みの企業や、かつてのソフトバンク・インベストメントおよびソフトバンクグループ企業からの出資・買収も含まれています。また、出資額は同じ投資ラウンドに出資した他社分を含む場合もあります。

主な投資先
Buddy Media
OMGPOP
Huffington Post
Hyperpublic
ハフィントン・ポスト
バズフィード
Zynga
Gilt Groupe
Criteo
Fitbit
Banjo
EdCast
Flashnotes
Flight car
GLAM SQUAD
Kabbage
Kony
NowThis
Swirl
Switch
TechStars
Yieldify
Wandoujia(豌豆荚)

関連項目
ロン・フィッシャー
1990年以後の企業の買収・合併の実績

外部リンク
ソフトバンクキャピタルサイト
* SBNYサイト

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