ソマリと森の神様

『ソマリと森の神様』の概要

『ソマリと森の神様』は、日本の漫画家・暮石ヤコによって創作された作品で、2015年4月26日よりコアミックスのウェブコミックプラットフォーム『WEBコミックぜにょん』で連載が開始されました。この独特な世界観を持つ作品は、異形の存在が広がる中で生き残る人間の少女と、その守護者であるゴーレムを中心に描かれています。連載は2019年10月に一時休止され、その後2020年12月に編集部により連載終了が告げられました。原因は作者の体調不良によるものでした。

ストーリー

物語の舞台は、異種族に支配される人間の存亡が脅かされているとある世界です。ここでは人間が迫害され、絶滅の危機にある中、森を守護する存在であるゴーレムが一人の人間の少女・ソマリと出会うことからストーリーが展開します。ソマリは自らの人間であることを隠しながら、ゴーレムと共に様々な人外の存在との出会いと冒険を重ねていきます。この異形の世界で、彼らは絆を育て、過去の遺産を巡る旅に挑むことになります。

物語の中で描かれる彼らの旅は、人間の存在価値や愛情、友情、種族を超えた繋がりがテーマとなっており、彼らの確かな絆が感じられます。また、出会うキャラクターたちそれぞれが特有の背景や役割を持っており、ストーリー全体に深みを与えています。

主な登場人物

• - ソマリ： 声は水瀬いのりが担当。人間であることを秘めており、義理の父であるゴーレムと共に旅をする少女。
• - ゴーレム： 声は小野大輔。森の守護者で、ソマリの父のような存在。
• - シズノ： 声は七海ひろき。小鬼であり、薬を作る才能を持つ。
• - ヤバシラ： 声は鈴木達央。シズノの助手で、菓子作りの名手。
• - ウゾイ： 声は早見沙織。ハラピュイア族の少女で、病気を治す薬を探す旅をしている。
• - ハイトラ： 声は小野友樹。ウゾイの保護者で、鳥の頭を持つファルコホル族の男。
• - その他のキャラクター： キキーラ、ムスリカ、コキリラ、ヘイゼル、プラリネ、ローザおばさんなど、様々な個性を持ったキャラクターが物語に彩りを添えます。

アニメ化と音楽

『ソマリと森の神様』は、2020年1月から3月にかけてTOKYO MXなどでアニメ化され、放送されました。アニメの制作には、サテライトとHORNETSが関与し、監督や音響スタッフも豪華なメンバーで構成されています。また、オープニングテーマには森山直太朗が手掛けた「ありがとうはこっちの言葉」、エンディングテーマには水瀬いのりが歌う「ココロソマリ」が使用されています。

朗読劇

2020年11月には、テレビシリーズの続編として、オンラインでの朗読劇も配信されました。この朗読劇では、主要キャストが再集結し、新たなオリジナルストーリーを披露しました。

『ソマリと森の神様』はその魅力的なキャラクターや深いストーリーで多くのファンを魅了している作品です。

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