ソラトビデオ2

『ソラトビデオ2』は、日本のロックバンド・スピッツが1997年7月7日にポリドールからリリースした、2作目のビデオクリップ集です。前作『ソラトビデオ』に続く作品で、規格はVHSとなっています。

このビデオクリップ集は、前作と同様に、録り下ろしのタイトルロゴ映像から始まる構成で、スピッツのミュージックビデオの世界観を堪能できる内容となっています。しかし、『ソラトビデオ2』では、前作にはなかったTVスポットが収録されている点が大きな特徴です。これにより、当時のプロモーション活動の一端を垣間見ることができます。

特筆すべきは、エンドクレジットで流れる音声です。1996年に辺見えみりに提供された楽曲「流れ星」を、草野マサムネが弾き語りで歌っている音源が収録されています。この音源は、当時のスピッツのスタジオ録音では存在していなかった貴重なもので、草野の生々しい歌声と、時折入る話し声、コードを間違える様子など、非常にリラックスした雰囲気が伝わってきます。

収録されているミュージックビデオは、以下の通りです。

涙がキラリ☆
監督：柳田芳明

ハチミツ
監督：竹内鉄郎

あじさい通り (15"TV SPOT)
アルバム『ハチミツ』のTVスポット第二弾「あじさい通り」篇。ナレーションはカットされている。

愛のことば
監督：竹内鉄郎

渚
監督：竹内鉄郎

スカーレット
監督：竹内鉄郎

インディゴ地平線
監督：竹内鉄郎

夢じゃない
監督：竹内鉄郎

チェリー (15"TV SPOT)
シングル「チェリー」のTVスポット。

チェリー
監督：竹内鉄郎

これらのミュージックビデオは、いずれもスピッツの音楽性を映像で表現したもので、特に竹内鉄郎が監督を務めた作品は、独特の世界観で多くのファンを魅了しています。また、TVスポットを収録することで、当時の音楽シーンの動向やプロモーション手法を知ることができる貴重な資料としても価値があります。

『ソラトビデオ2』は、スピッツのファンはもちろんのこと、90年代の音楽シーンに興味がある人にとっても、見逃せない作品と言えるでしょう。スピッツの音楽と映像が融合した世界を、ぜひ体験してみてください。

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