ソラニン (曲)

ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソラニン」

「ソラニン」は、ASIAN KUNG-FU GENERATION（アジカン）が2010年にリリースした14枚目のシングルです。この楽曲は、映画『ソラニン』のメインテーマとして制作され、映画と共に広く知られるようになりました。

概要

前作「新世紀のラブソング」から約4ヶ月ぶりのシングルとしてリリースされました。特筆すべきは、表題曲「ソラニン」とカップリング曲「ムスタング (mix for 芽衣子)」が、それぞれ映画『ソラニン』のメインテーマとエンディングテーマに起用されたことです。「ソラニン」は、映画の中で主演の宮崎あおいと高良健吾が歌うシーンがあり、楽曲と映画の世界観が一体となった印象的な場面を彩りました。

初回盤には、ジャケットと同じ絵柄のステッカーが封入されるという特典がありました。また、2013年に開催されたデビュー10周年記念のファン感謝祭では、事前にファンからのリクエスト投票で選ばれた楽曲が演奏され、「ソラニン」は見事1位に輝きました（メンバー間投票では40位）。カップリングの「ムスタング」も7位にランクインしています。

2019年には、KBS京都の番組「京都・時の証言者」で、2010年のBGMとして「ソラニン」が使用されました。

収録曲

1. ソラニン (4:34)
作詞：浅野いにお、作曲：後藤正文
映画『ソラニン』のメインテーマ。
歌詞は、原作漫画に登場する楽曲「ソラニン」の歌詞を一部編集し、後藤正文が作曲したものです。アジカンのメジャーデビュー以降、メンバー以外の人物が作詞を手がけた初の楽曲となりました。
6thオリジナルアルバム『マジックディスク』にも収録されていますが、アルバムのテーマとは異質なため、エキストラトラックとして収録されました。
アーケードゲーム『REFLEC BEAT』にも収録されています。
2021年には、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でこの楽曲を披露し、大きな反響を呼びました。

2. ムスタング (mix for 芽衣子) (5:08)
作詞：後藤正文、作曲：後藤正文・山田貴洋、ミックス：高山徹
映画『ソラニン』のエンディングテーマ。
アルバム『未だ見ぬ明日に』に収録されている「ムスタング」のリミックスバージョンで、後藤正文が原作漫画『ソラニン』にインスパイアされて書き下ろした楽曲です。
2018年のツアー「BONES & YAMS」では、一部公演のアンコールでこのバージョンが披露されました。

収録アルバム

マジックディスク (#1)
BEST HIT AKG (#1)
* フィードバックファイル 2 (#2)

「ソラニン」は、アジカンの代表曲の一つとして、多くの人に愛され続けています。映画と共に、その世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。

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