ソルテオ・エクストラオルディナリオ・デ・ナビダ

ソルテオ・エクストラオルディナリオ・デ・ナビダ（Sorteo Extraordinario de Navidad）

ソルテオ・エクストラオルディナリオ・デ・ナビダ、通称ロテリア・デ・ナビダは、スペインで毎年開催される、世界的に有名なジャンボ宝くじです。日本語ではクリスマス宝くじとも呼ばれています。

概要

この宝くじは1812年に初めて発売され、世界の宝くじの中で2番目に長い歴史を持っています。ロテリア・デ・ナビダという名称が使われるようになったのは1892年からです。

宝くじは100,000枚を1ユニットとして、170ユニットが販売されます。10枚セットで200ユーロで販売されますが、実際には10枚を共同購入する人が多く、スペイン国民の多くがこの宝くじを購入します。

2018年の実績では、総賞金額は世界最高の24億ユーロに達し、1等賞金は400万ユーロです。2001年まではスペインの通貨ペセタが使用されていましたが、2002年からユーロに変更されました。

抽せん会

抽せん会は、毎年12月22日にマドリードのテアトロ・レアルで開催され、テレビやラジオで生中継されます。スペイン内戦時にはバレンシアなどで抽せんが行われたこともあり、フランコ独裁政権下でも実施されていました。

抽せんのアシスタントは、地元のCEIPサンイルデフォンソの生徒たちが務めます。抽せんでは、以下の等級に応じて当せん番号が決定されます。なお、当せん本数は1ユニットあたりの当せん数です。

1等：エル・ゴルド
2等
3等
以下、多数の等級

抽せんは、大きなケージの中に番号が書かれた球、小さなケージの中に賞金額が書かれた球が入っており、エル・ゴルドなどの高額当せんが出た瞬間に、立会人が番号を確認して公開します。抽せん会は4時間以上かかることもあり、いつエル・ゴルドが当せんするかわからないという緊張感が漂います。

1等のエル・ゴルドが当せんすると、抽せん翌日には当せん者が大いに喜ぶ様子が報道されます。この宝くじの還元率は70%とされています。

その他

ソルテオ・エクストラオルディナリオ・デ・ナビダは、スペイン国民にとって年末の風物詩となっており、家族や友人と一緒に購入したり、当せんを願ったりする習慣があります。宝くじの当せんを祝う様子や、共同購入した人たちが喜びを分かち合う様子は、テレビやニュースで大きく報道されます。

脚注

当せん等級は年度によって異なる場合があります。
当せん金額は税金が差し引かれる場合があります。

外部リンク

Web oficial
クリスマス宝くじの歴史とデータ'>Historia y datos de la Lotería de Navidad, del diario ABC
* クリスマス抽選の重要なデータ」と「エル・ゴルドの抽選はどのように行われるか？」から抽出されています。'>Parte de la información inicial del artículo ha sido extraída de los artículos Datos significativos del Sorteo de Navidad y ¿Cómo se lleva a cabo el sorteo de 'El Gordo'?, del diario digital 20 minutos, bajo licencia Creative Commons.

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