ソレダケ / that’s it

映画『ソレダケ/that's it』について

『ソレダケ/that's it』は、2015年に公開された日本映画で、監督は石井岳龍（あかつき たくろう）が務めています。この作品は彼にとって『ELECTRIC DRAGON 80000V』以来、14年ぶりのロックをテーマにした映画です。映画のタイトルは、バンドbloodthirsty butchersの楽曲からインスパイアを受けたもので、彼らの音楽が本作品の重要な要素となっています。

公開されたテアトル新宿では、7月26日から血まみれの殺人鬼バンドとして知られるbloodthirsty butchersの楽曲「デストロイヤー」「youth パラレルなユニゾン」「ディストーション」の3曲のミュージックビデオが同時上映される企画が実施され、7月30日の終映後には、映画の貴重なメイキング映像も上映されました。

この映画は、国際的な映画祭でも高い評価を得ており、2015年8月27日からのモントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門にも正式に出品されました。また、9月24日からはオランダで行われるカメラジャパン・フェスティバルや、第23回レインダンス映画祭にも出品することが決定しています。多彩な映画祭での上映を通じて、本作のメッセージや魅力が広がっています。

あらすじ

物語は、個性豊かなキャラクターたちによって展開され、彼らの内面的な葛藤や友情が描かれています。主人公、大黒砂真男（染谷将太）は、音楽に人生を捧げる青年であり、彼の周りには南無阿弥（水野絵梨奈）や恵比寿大吉（渋川清彦）など、彼を取り巻く仲間たちが存在します。物語は、彼らの成長や音楽への情熱が中心となって進行し、音楽が人生のさまざまな局面でどのように影響を与えるかを深く掘り下げています。

キャスト

映画『ソレダケ/that's it』には、魅力的なキャストが集結しています。主人公の大黒砂真男を演じる染谷将太は、数々の映画で高い評価を受けてきた実力派です。また、南無阿弥役の水野絵梨奈や、渋川清彦が演じる恵比寿大吉も、作品に色彩を与える重要な役割です。他にも、綾野剛（千手完役）や村上淳（猪神楽彦役）など、豪華なキャストが登場し、それぞれの個性を活かした演技が光ります。

スタッフ

本作の制作陣も非常に豪華で、監督やオリジナルストーリーを担当する石井岳龍を中心に、脚本をいながききよたかが受け持っており、音楽にはbloodthirsty butchersが起用されています。製作陣には、重村博文、久保田康、小松賢志などが名を連ねており、視覚的にも素晴らしい作品が生まれました。

受賞歴

『ソレダケ/that's it』は、さまざまな映画祭で受賞歴があり、第7回TAMA映画賞では最優秀男優賞を綾野剛が受賞しました。また、第25回日本映画プロフェッショナル大賞においても主演男優賞を染谷将太が受賞し、その実力が広く認められました。

このように、『ソレダケ/that's it』は音楽と映像が融合した魅力あふれる作品であり、観客に深い感動を与えることでしょう。

もう一度検索