ソーユーシンク

ソーユーシンク (So You Think)

ソーユーシンクはニュージーランドで誕生し、その後オーストラリアおよびアイルランドで調教を受けた優れた競走馬です。彼の活躍は多くの競馬ファンに記憶されており、特に彼の能力と成績は素晴らしいものでした。2009年にデビューし、初戦を見事に勝利した後、次のステップとして準重賞競走での2着を経験。その後、重賞初制覇となるグローミングステークスで優勝し、続いて挑戦したコーフィールドギニーではG1競走に初出走しましたが、惜しくも5着に終わりました。しかし、彼は古馬との初戦であるコックスプレートで3歳にもかかわらず優勝し、G1初制覇を達成しました。さらにエミレーツステークスでも2着に食い込み、その実力を証明しました。

2010年には、約10か月のブランクを経てメムジーステークスで復帰し、これを勝利。続くアンダーウッドステークスとヤルンバステークスでのG1レースでも連勝を重ね、コックスプレートでも圧勝します。この年、彼は4戦全勝という記録を達成し、地元での強さを再度示しました。しかし、メルボルンカップではフランスの伏兵アメリケインに敗れ、連勝がストップ。それに続き、アイルランドのクールモアグループへの移籍が発表され、大きな話題となりました。この移籍に関して、調教師のカミングスは「オーストラリア競馬にとって大きな悲劇のようだ」と発言しています。

2011年にアイルランドに移籍してから、ソーユーシンクは引き続き優れた成績を収めます。初戦となるムーアズブリッジステークスで圧倒的な10馬身差の勝利を飾ると、続けてタタソールズゴールドカップでも欧州G1初の勝利を収めました。プリンスオブウェールズステークスでは人気を集めるも僅差で2着。しかし、その後のエクリプスステークスではワークフォースを下し、G1競走で7勝目を挙げました。さらにアイリッシュチャンピオンステークスでも勝利し、G1通算8勝に達しましたが、凱旋門賞では4着に終わり、チャンピオンステークスでも2着と、競馬界の厳しさを実感する結果となったことは報道されています。アメリカ合衆国にも遠征しブリーダーズカップ・クラシックにも出走したが、6着に沈みました。

2012年にはドバイに遠征し、ドバイワールドカップに出走しますが4着。またタタソールズゴールドカップでは2連覇を達成。ロイヤルアスコットでのプリンスオブウェールズステークスではエリザベス女王の持ち馬を下して優勝。この後、エクリプスステークス出走予定でしたが、故障により引退を決意。競走馬としての素晴らしいキャリアを終え、種牡馬としての新たな道を歩み始めました。

競走成績

その後のソーユーシンクは主に種牡馬としての活躍が注目されることになります。産駒の中には、ランドウィックギニーズを制したインファレンスや、ニュージーランドダービーのラ・ベラ・ディオサ、ローズヒルギニーのD’Argentoなど、多数の成功を収める競走馬がいます。

彼の血統背景から見ても、その素晴らしい才能は受け継がれていることが良くわかります。ソーユーシンクは今後もその血を残し、新たな競走馬たちへと繋げていくことが期待されています。

参考資料

• - 競走馬成績と情報: netkeiba、JBISサーチ、Racing Post

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