タイソン・バルセロス・フレダ
タイソン・バルセロス・フレダ(Taison Barcellos Freda、
1988年1月13日 - )は、
ブラジル・
リオグランデ・ド・スル州ペロタス出身の
サッカー選手。
現在はギリシャの
PAOKテッサロニキに所属し、
ミッドフィールダーとして活躍しています。元
ブラジル代表。
クラブ経歴
2004年、
SCインテルナシオナルのユースチームでキャリアをスタート。ユース時代からその才能を発揮し、クラブの有望な若手選手として注目を集めました。
2009年の
カンピオナート・ガウショでは、15ゴールを記録し、ニウマールらと共にチームを牽引。国内外から注目される存在となりました。
チームも
SERカシアス・ド・スルを8-1で破り、優勝を果たしました。2010年には、
カンピオナート・ブラジレイロでも優勝。
コパ・リベルタドーレスでは、
CDグアダラハラとの決勝2試合に先発出場し、優勝に大きく貢献しました。
SSCナポリや
VfLヴォルフスブルクなど、多くのヨーロッパのクラブが獲得に興味を示す中、2010年8月25日にウクライナの
FCメタリスト・ハルキウへ移籍。移籍金は約600万ユーロと報じられました。
ウクライナでのデビュー後、すぐにその才能を発揮し、ウィリアンらを抑えてリーグ最高の新加入選手と評価されました。
2012年11月には、UEFAヨーロッパリーグの
ローゼンボリBK戦で、
マルコ・ファン・バステンのような美しいボレーシュートを決め、観客を魅了しました。
2013年1月1日、
FCシャフタール・ドネツクへ5年契約で移籍。移籍金は約1240万ポンドとされています。
2月13日、UEFAチャンピオンズリーグの
ボルシア・ドルトムント戦で移籍後初出場。5月19日のFCメタルルフ・ザポリージャ戦では、92分に同点ゴールを挙げ、マン・オブ・ザ・マッチに選出されました。
2012-13シーズンの
ウクライナ・カップ決勝では、FCチョルノモレツ・オデッサ戦でゴールを挙げ、チームの優勝に貢献。7月10日には、
ウクライナ・スーパーカップも制覇しました。
2017年5月25日には、クラブと新たに4年間の契約を締結。しかし、2019年11月には、人種差別チャントに対して、スタンドにボールを蹴り込み、中指を立てたとして退場処分を受け、1試合の出場停止処分を受けました。
2021年4月16日、古巣である
SCインテルナシオナルに復帰しました。
代表経歴
当初、ウクライナ代表監督のミハイロ・フォメンコは、タイソンのウクライナへの帰化を示唆しており、タイソン自身もウクライナ代表への参加に前向きな姿勢を見せていました。
しかし、2016年8月22日、
ブラジル代表監督に就任したチッチ監督によって
ブラジル代表に招集され、状況は一変します。9月6日のワールドカップ予選・コロンビア戦で代表デビューを果たし、2017年6月13日のオーストラリアとの親善試合で代表初得点を挙げました。
2018年には、
2018 FIFAワールドカップの
ブラジル代表メンバーに選出されています。
タイトル
SCインテルナシオナル
コパ・スダメリカーナ: 2008
スルガ銀行チャンピオンシップ: 2009
コパ・リベルタドーレス: 2010
FCシャフタール・ドネツク
ウクライナ・プレミアリーグ: 2012-13, 2013-14, 2016-17, 2017-18, 2018-19, 2019-20
ウクライナ・カップ: 2012-13, 2015-16, 2016-17, 2017-18, 2018-19
ウクライナ・スーパーカップ: 2013, 2014, 2015, 2017