タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜

『タイムスプリッター 〜時空の侵略者〜』は、2003年にPlayStation 2で発売されたファーストパーソン・シューティングゲーム（FPS）です。Free Radical Designが開発を手掛け、海外ではニンテンドー ゲームキューブ|ニンテンドー_ゲームキューブ版とXbox版もリリースされています。本作は、タイムスプリッターシリーズの第2作目として日本で発売されました。

ゲーム概要

ゲームモードは、ストーリーモード、アーケードリーグ、チャレンジモードの3種類があります。

ストーリーモード: 主人公のコルテス軍曹となり、タイムスプリッターの陰謀を阻止するため、様々な時代のステージを攻略していきます。現代のシベリアのダム、西部開拓時代のワイルドウェスト、19世紀のノートルダム、1920年代のシカゴ、アステカ遺跡、近未来のネオトーキョー、工場、惑星、宇宙ステーションなど、バラエティ豊かなステージが用意されています。各時代のステージに合わせて、ピストル、機関銃、ロケットランチャー、火炎放射器などの現代兵器や未来兵器、弓矢や石斧など、使用できる武器も変化します。
アーケードリーグ: 対戦ルールで競い合うモードです。「アマチュア」、「プロフェッショナル」、「エリート」の3つのリーグがあり、ゴールド、シルバー、ブロンズのトロフィー獲得を目指します。トロフィーを獲得することで、使用できるキャラクターやステージが増えていきます。また、1〜4人での対戦が可能なアーケードカスタムモードも搭載されており、i.LINKを使用すれば最大8人での対戦も楽しめます。
* チャレンジモード: 「ガラス割り」や「バナナ集め」など、様々な条件のミッションに挑戦し、ハイスコアを目指すモードです。アーケードリーグと同様に、トロフィーを獲得することで、使用できるキャラクターやチャレンジが増えていきます。

ストーリー

2401年、宇宙に進出した人類は、タイムスプリッターと呼ばれる正体不明の地球外種族との戦いを繰り広げていました。対タイムスプリッター特殊部隊のコルテス軍曹は、タイムスプリッターが廃棄された宇宙ステーションを基地にしていることを突き止めます。コルテス軍曹率いる特殊部隊は、調査とタイムスプリッター撲滅のため宇宙ステーションに向かいますが、コルテス軍曹とハートニ二等兵を残し、部隊は全滅してしまいます。

生き残った2人は、宇宙ステーション内でタイムクリスタルを動力源とするタイムポータルを発見します。タイムスプリッターは、このタイムポータルを利用して過去の時代に干渉し、人類の歴史を都合の良いように改変することで、人類を破滅させようと企んでいたのです。タイムスプリッターはタイムクリスタルを持ち去り、次々とタイムポータルに消えていきます。コルテス軍曹は人類の歴史を守るため、タイムスプリッターを追ってタイムポータルへと飛び込みます。

その他

日本版PlayStation 2版では、マップエディタ機能がカットされています。

開発元のFree Radical Designは、レア社でNINTENDO 64用FPS『パーフェクトダーク』や『ゴールデンアイ 007』の開発に携わったスタッフの一部が設立した会社です。Free Radical Designの最初のリリース作品が、PlayStation 2で発売されたシリーズ第1作『タイムスプリッター』（日本未発売）でした。『パーフェクトダーク』や『ゴールデンアイ 007』の開発陣が手掛けるFPSということで、当時から注目を集めていました。続編である本作は、前作よりもストーリーモードやステージ数が増え、高い評価を得ています。

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