タイム3

『TIME:3』の紹介

『TIME:3』（タイムスリー）は、1988年4月4日から1993年9月30日まで、フジテレビ系列で生放送された情報番組です。この番組は平日の午後に放送され、様々な社会情報や芸能ニュースを中心に構成されていました。メイン司会には当時のフジテレビのアナウンサーである須田哲夫が務め、彼のパートナーとして笠井信輔や岩瀬惠子が参加しました。

番組の概要

『TIME:3』は、前番組『3時のあなた』が持っていたのんびりした雰囲気とは対照的に、速報性を重視した内容となっていました。作品内では、事件や政治、経済、社会問題など幅広いテーマを取り上げ、視聴者にとって有用な情報を提供していました。また、特定のゲストキャスターがVTRのナレーションを読むコーナーもありました。

この番組では、社会に関する重要なトピックを取り扱うことが多く、特に1990年から91年にかけての湾岸戦争では、専門家を招いて詳しい解説を行ったことが特徴的です。初回の放送では、当時の人気アイドルグループ光GENJIを特集し、その熱狂を感じさせる内容となりました。

放送時間とネット局

『TIME:3』は、月曜日から金曜日の午後3時から3時55分まで放送されていました。このプログラムは、全国のフジテレビ系列局を通じて視聴可能で、多くの地域で親しまれていました。

音楽と視覚効果

番組のテーマ曲は、初代がTHE SQUAREの「DANS SA CHAMBRE」であり、以降も様々な曲が使用されました。例えば、岡村孝子の「夢をあきらめないで」や、CHAGE and ASKAの「太陽と埃の中で」など、多様なアーティストの楽曲が流れました。テロップは初期には手書きが使用されていましたが、後にワープロによるものに変更され、より洗練された印象を与えました。

事件やエピソード

この番組のエピソードの中には、特に印象的な瞬間がいくつかあります。1989年8月4日には、天皇・皇后の即位後初の記者会見が放送内で取り上げられ、放送時間が延長されました。また、1991年にはビートルズ来日から25周年を迎えたことを紹介し、当時の思い出を交えたトークが注目を集めました。

一方で、1989年5月25日には、中曽根康弘元総理大臣のリクルート事件に関連する証人喚問を特集し、ゲストの間で激しい口論が展開されるという場面もありました。この時、視聴者からクレームが殺到し、番組の影響力の大きさを物語っています。

まとめ

『TIME:3』は、社会や芸能に関する多角的な情報を提供し、視聴者にとって興味深い内容を届けることに成功した番組でした。放送終了後も、多くの人々にその存在が記憶されており、重要なテレビ番組の一つとして語り継がれています。

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