タイラー・ソーンバーグ

タイラー・マイケル・ソーンバーグ：波瀾万丈の野球人生

タイラー・マイケル・ソーンバーグ（Tyler Michael Thornburg, 1988年9月29日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。現在はフリーエージェント。

プロ入りとブルワーズ時代

チャールストン・サザン大学を経て、2010年のMLBドラフト3巡目（全体96位）でミルウォーキー・ブルワーズから指名されプロ入り。

2012年6月19日のブルージェイズ戦でメジャーデビュー。その後、故障者の代替要員として昇降格を繰り返しながら経験を積みました。

2013年には、6月8日のフィリーズ戦でメジャー初勝利。同年は18試合に登板し、うち7試合で先発。3勝1敗、防御率2.03と好成績を収めました。

2014年からはリリーフに専念。2016年には67試合に登板し、投球スタイル変更により被弾率が低下。クローザーも務め、8勝5敗13セーブ、防御率2.15、奪三振率12.1という素晴らしい成績を記録しました。

レッドソックス時代

2016年12月6日にトレードでボストン・レッドソックスへ移籍。しかし、2017年は胸郭出口症候群の手術を受けた影響で、メジャー・マイナーともに登板機会がありませんでした。

2018年に復帰するも、AAA級からのスタート。7月にメジャー昇格を果たしましたが、シーズンを通して防御率5.63と苦しみ、ポストシーズンロースターからは外れました。2019年7月10日に自由契約となりました。

ドジャース傘下時代

2019年7月30日にドジャースとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格は叶わず、オフにFAとなりました。

レッズ時代

2020年1月1日にレッズとマイナー契約。8月にメジャー契約を結びましたが、9月にトミー・ジョン手術を受け、シーズンを終えました。

ブレーブス時代

2021年はリハビリに専念し、どのチームにも所属しませんでした。2022年3月16日にブレーブスとメジャー契約を結びましたが、9試合の登板後、自由契約となりました。

ツインズ時代

2022年6月3日にツインズとマイナー契約。AAA級でのプレーを経てメジャー昇格を果たしましたが、再びDFAとなり、AAA級へ降格。9月4日に自由契約となりました。

投球スタイル

速球は平均92〜94mph程度。マイナー時代には97〜98mphを計測することもあった。その球速と投球フォームから、ティム・リンスカムに似ているとも評されます。

選手としての特徴

ソーンバーグは、速球と変化球を織り交ぜ、打者を打ち取る本格派右腕です。ブルワーズ時代にはクローザーを任されるなど、高い潜在能力を持っていましたが、度重なる怪我に泣かされました。それでも、諦めずにリハビリを続け、様々なチームでプレーする姿は、多くのファンに感動を与えました。今後の活躍にも期待したい選手です。

詳細情報

年度別[投手]]成績：[選手の通算成績と情報 MLB
年度別守備成績：選手の通算成績と情報 MLB
記録：オールスター・フューチャーズゲーム選出（2011年）
背番号：63, 30, 37, 47, 48

もう一度検索