タイロン・ヒル

タイロン・ヒルは、1968年3月19日生まれのアメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手であり、指導者としても活動しました。身長206cm、体重109kgという恵まれた体格を生かし、主にパワーフォワードとセンターのポジションで活躍しました。

大学時代
シンシナティ出身のヒルは、ゼイビア大学に進学し、バスケットボール選手としての才能を開花させました。4年次には平均20.2得点、12.6リバウンドという素晴らしい成績を記録し、カンファレンスの年間最優秀選手に選ばれました。彼の功績を称え、ゼイビア大学はヒルの背番号『42』を永久欠番に指定しました。

NBAでの活躍
1990年、ヒルはNBAドラフトにおいて全体11位という高い評価を受け、ゴールデンステート・ウォリアーズに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2年目の1991-92シーズンには、リーグ最多となる315回のファウルを記録しました。1993年にはクリーブランド・キャバリアーズに移籍し、1994-95シーズンには自己最高の平均13.8得点、10.9リバウンドを記録し、オールスターゲームに選出されるという栄誉に輝きました。キャバリアーズでの最終年となる1996-97シーズンには、リーグ2位、かつ球団記録となるフィールドゴール成功率.600を記録しました。

1997年、ヒルはミルウォーキー・バックスにトレードされ、翌1998-99シーズンの途中でフィラデルフィア・76ersに移籍しました。2000-01シーズンには、先発パワーフォワードとして76ersのファイナル進出に大きく貢献しました。その後、キャバリアーズ、76ersを経て、マイアミ・ヒートでプレーした2003年を最後に、現役を引退しました。

NBAでの通算成績
NBAでの通算成績は、801試合に出場し、7,532得点、6,854リバウンドを記録しました。平均すると、1試合あたり9.4得点、8.6リバウンドをあげており、フィールドゴール成功率は.502でした。

プレースタイル
タイロン・ヒルは、屈強なフィジカルを活かしたリバウンドとディフェンスでチームに貢献する選手でした。得点能力も高く、インサイドでの力強いプレーで多くの得点を重ねました。また、高いフィールドゴール成功率が示すように、効率的なプレーも彼の持ち味でした。

引退後
引退後は指導者として、後進の育成に力を注いでいます。

クリーブランド・キャバリアーズのチーム記録
* フィールドゴール成功率：.600（1996-97シーズン）

外部リンク
Basketball-Reference.com

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