タイ・プレミアリーグ2008

タイ・プレミアリーグ2008：激戦の軌跡

タイ・プレミアリーグ2008は、タイサッカー界において重要なターニングポイントとなったシーズンです。1996-97シーズンに創設されたこのリーグは、2008年で12シーズン目を迎え、国内サッカーのレベル向上に大きく貢献しました。

2008年シーズンの概要

このシーズンでは、前年のタイ・ディヴィジョン1リーグから4チームが昇格し、新たな風を吹き込みました。特に、カスタムズ・デパートメント、コーク・バンプラ、サムットソンクラームの3チームは初のプレミアリーグ参戦となり、チュラ・シンタナは4シーズンぶりの復帰を果たしました。

シーズンを制したのは、プロヴィンシャル・エレクトリシティ・オーソリティでした。彼らは見事初優勝を飾り、AFCチャンピオンズリーグ2009の予選プレーオフ出場権を獲得。2位のチョンブリーはAFCカップ2009への出場権を手にしました。

一方で、バンコク・バンク、ロイヤル・タイ・アーミー、カスタムズ・デパートメントは、残念ながらディヴィジョン1リーグへの降格が決まりました。

主要な出来事

得点王：アーノン・サンサノイ（BECテロ・サーサナ）が20得点を記録し、得点王に輝きました。
年間最優秀監督：プロヴィンシャル・エレクトリシティ・オーソリティのPrapol Pongpanichが選出されました。
チーム名の変更：チュラ・シンタナFCは、2008年8月にチュラ・ユナイテッドFCへ名称を変更しました。

所属チーム

2008年シーズンは、以下の16チームが熱戦を繰り広げました。

チョンブリー （前年優勝）
クルン・タイ・バンク
BECテロ・サーサナ
バンコク・ユニバーシティ
ロイヤル・タイ・アーミー
タイ・タバコ・モノポリー
バンコク・バンク
プロヴィンシャル・エレクトリシティ・オーソリティ
オーソットサパー
TOT
ナコーンパトム
ポート・オーソリティ・オブ・タイランド
カスタムズ・デパートメント （ディヴィジョン1リーグから昇格）
チュラ・シンタナ1 （ディヴィジョン1リーグから昇格）
コーク・バンプラ （ディヴィジョン1リーグから昇格）
サムットソンクラーム （ディヴィジョン1リーグから昇格）

各賞の受賞者

数々の激闘を制し、各賞を受賞した選手と監督は以下の通りです。

得点王：アーノン・サンサノイ （BECテロ・サーサナ）
年間最優秀ゴールキーパー賞：コーシン・ハタイラタナクン （チョンブリー）
年間最優秀ディフェンダー賞：ナタポーン・パンリット （チョンブリー）
年間最優秀ミッドフィールダー賞：ナロンチャイ・ワシラバーン （プロヴィンシャル・エレクトリシティ・オーソリティ）
年間最優秀フォワード賞：ティーラテープ・ウィノータイ （BECテロ・サーサナ）
年間最優秀若手選手賞：Ronnachai Rangsiyo （プロヴィンシャル・エレクトリシティ・オーソリティ）
年間最優秀監督賞：Prapol Pongpanich （プロヴィンシャル・エレクトリシティ・オーソリティ）

コー・ロイヤルカップ

コー・ロイヤルカップ2009では、プレミアリーグ2位のチョンブリーが、同リーグ優勝のプロヴィンシャル・エレクトリシティ・オーソリティを1-0で下し、見事勝利を収めました。

タイ・ディヴィジョン1リーグ

タイ・ディヴィジョン1リーグ2008では、ムアントン・ユナイテッドが優勝。ムアントン・ユナイテッド、2位のシーラーチャー、3位のRajnavy Rayongが来シーズンのプレミアリーグへの昇格を決めました。

TPLオールスターサッカー

2008年5月17日には、タイ・プレミアリーグオールスターサッカーチームが、イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティと対戦し、3-1で勝利。ネイ・ファビアーノ・デ・オリヴェイラらの活躍が光りました。

タイ・プレミアリーグ2008は、新たなスターの誕生、チームの躍進、そして数々のドラマを生み出した、記憶に残るシーズンとなりました。

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