AFCチャンピオンズリーグ2009

AFCチャンピオンズリーグ2009 概要

AFCチャンピオンズリーグ2009は、2002-2003年に始まったこの大会の第7回目にあたります。前回の大会から多くの変更が施され、特に参加チーム数や出場枠の見直しが注目されています。

参加チーム数の増加と出場枠の変更

本大会では、参加チームが32に増加しました。これに伴い、各リーグの出場枠も大きく見直されました。具体的には、評判の良いリーグからは最大4クラブの出場が認められ、一方で問題が多いとされたリーグの出場枠は大幅に削減されています。また、前回の優勝チームが自動的に出場する枠も廃止されました。

グループステージ

グループステージにおいては、チームは8組（A〜H組）に分かれ、各組に4チームが所属します。西アジアはA〜D組、東アジアはE〜H組に分かれ、各組の上位2チームがノックアウトステージに進めます。この形式は、東西のチーム同士の競争を促進し、試合の見どころを増すことを意図しています。

ノックアウトステージ

ノックアウトステージは、グループステージを勝ち抜いたチームによるアウェイゴールルールが適用されない一発勝負のラウンド16から始まります。ラウンド16は各組の1位クラブのホームでの試合が行われます。準々決勝と準決勝は、東西地域の区分けを外した抽選に基づいて組み合わせが決まり、ホーム・アンド・アウェー方式で各ラウンドが進行します。最終的に行われる決勝は、日本の国立競技場にて中立地で実施されます。優勝チームには、2009年12月にUAEで開催されるFIFAクラブワールドカップ2009への出場権が与えられます。

備考と規則の変更

2009年5月4日、アル・シャールジャがUAEリーグでの降格を避けるために、AFCチャンピオンズリーグの残り2試合を棄権する決定を下しました。この結果、アル・シャールジャは行った4試合の結果が無効となり、グループBの順位決定に影響を与えないこととなりました。さらに、棄権によって41万3000ドルの罰金が科せられ、2010シーズンのACL出場資格も停止されることとなりました。

グループステージの順位決定方法

グループステージで順位が並んでいる場合、以下の基準が適用されます。
1. 当該チーム間の勝ち点
2. 当該チーム間の得失点差
3. 当該チーム間の総得点
4. グループステージでの得失点差
5. グループステージでの総得点
6. 該当チームが2チームのみで、最終節がその2チーム間の試合になる場合はPK戦
7. グループステージでの警告・退場数
8. くじによる抽選

これらの変更は、クラブ間の競争を公平に保つための重要な取り組みと言えるでしょう。2009年のAFCチャンピオンズリーグは、これまで以上に魅力的な大会になることが期待されています。

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