タウォンシス

タウォンシスの概要

タウォンシス（多元シス）は、大韓民国に本社を構える電機メーカーで、主に核融合電源、プラズマ電源装置、電磁誘導加熱装置、ならびに鉄道車両向けのインバータ電源装置の製造を行っています。以前は、京畿道安山市檀園区草芝洞の始華マルチテクノバレー産業団地において事業を展開していましたが、鉄道車両関連のビジネスにも参入するきっかけとなったのは、ソウルメトロ2号線の新型車両の受注に際して、鉄道車両メーカーであるロウィンとステークホルダーとしてコンソーシアムを組成したことです。この結果、タウォンシスは新たに鉄道車両の完成車事業に参入を果たしました。

現在、全羅北道井邑市の笠岩面には鉄道車両生産工場を新設する計画があり、将来的な展望についても期待が寄せられています。

沿革

タウォンシスの歴史は1996年に遡ります。以下に主な沿革を示します。

• - 1996年1月9日：タウォン産電が設立される。
• - 2001年5月10日：社名をタウォンシスに変更。
• - 2010年9月14日：コスダックに上場。
• - 2015年

- 3月20日：ロウィンと共にソウル地下鉄2号線の電車200両を受注。
- 10月7日：全羅北道との鉄道投資協約を締結。

• - 2016年10月20日：ロウィンの吸収合併を公示。
• - 2017年

- 1月10日：ロウィンの吸収合併が承認される。
- 1月17日：日本法人が茨城県つくば市に設立される。
- 2月15日：ロウィンの吸収合併が完了する。

事業所

タウォンシスは複数の拠点を持ち、各地で事業が展開されています。具体的な事業所は以下の通りです。

• - ソウル事務所（旧ロウィン）：ソウル特別市龍山区元暁路九十街のThe Primeビル20階
• - 金泉工場（旧ロウィン）：慶尚北道金泉市禦侮面禦侮路447
• - 井邑工場：全羅北道井邑市、蘆嶺駅に近接
• - 中国 北京支社：北京市亦荘開発区（大興区）栄華南路7号院の君安国際1号ビル
• - 中国 広州支社：広東省広州市黄埔区石化路195号の万科城市花園商務ビル

製品

タウォンシスは多様な製品を扱っていますが、特に鉄道車両に関連する製品が注目されています。以下は主な製品の一例です。

• - ソウルメトロ2000系電車
• - 西海線用通勤電車（10編成40両）
• - VVVF（変圧器、制御系）
• - ソウル交通公社SR000系電車

今後もタウォンシスは技術革新を進め、持続可能な社会に向けた電力供給の多様化に寄与する企業としての役割を果たしていくことでしょう。

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