タッチ (岩崎良美のアルバム)

岩崎良美の10枚目のオリジナルアルバム『タッチ』は、1985年11月21日にキャニオンレコードからリリースされました。このアルバムは、フジテレビ系列で放映された大人気アニメ『タッチ』の第1期と第2期のテーマソングを集めた、まさにアニメ『タッチ』の音楽を象徴する一枚と言えるでしょう。

アルバムには、岩崎良美自身最大のヒット曲である20枚目のシングル「タッチ」と、21枚目のシングル「愛がひとりぼっち」の両A・B面曲が収録されています。これらの楽曲は、アニメのオープニングやエンディングを飾り、多くの視聴者の心に深く刻まれました。さらに、劇中で声優たちが歌った挿入歌を岩崎良美がカバーしたバージョンも収録されており、彼女の歌唱力によって新たな魅力が引き出されています。

当初、レコード会社は新人歌手にテーマソングを歌わせることでプロモーションを図ろうとしていましたが、総監督の杉井ギサブローがこの案に反対。その結果、同じレコード会社に所属する実力派歌手を起用するという方針に転換し、最終的には原作者のあだち充が大ファンであった岩崎良美が歌うことになったという経緯があります。

1990年11月21日には廉価盤として再発売され、2004年6月にはアルバムBOX『岩崎良美 CD-BOX 85-87 ぼくらのベスト3』のDISC-2に収録されました。そして、2015年2月21日からは音楽配信も開始され、現在でも多くのファンに愛され続けています。

アルバムの収録曲は以下の通りです。

Side A
1. 愛がひとりぼっち
2. 風のメッセージ (達也のテーマ)
3. 好きになるなら
4. 青春
5. タッチ

Side B
1. 君がいなければ
2. 星のシルエット (和也のテーマ)
3. 僕たちのSomeday (達也のテーマ)
4. ホワイト・ドリーム (南のテーマ)
5. 夢で逢いたい

これらの楽曲は、アニメの各シーンを彩り、感動を深める役割を果たしました。岩崎良美の透明感のある歌声は、青春の甘酸っぱさや切なさを表現し、多くの人々の心を捉えました。

『タッチ』は、アニメファンだけでなく、J-POPファンにとっても必聴のアルバムです。岩崎良美の歌声を通して、アニメ『タッチ』の世界観をより深く感じてみてください。

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