タナックス

タナックス株式会社

タナックス株式会社は、オートバイ、ゴルフ、自転車など、多様な分野で使用される用品の企画、製造、販売を手がける日本の企業です。

沿革

タナックス株式会社のルーツは、1947年（昭和22年）に「田中製作所」として創業したことにさかのぼります。創業当初は、自転車用のバックミラーなどを製造していました。時代の流れと共に事業領域を広げ、1977年（昭和52年）には、現在も主力ブランドの一つであるオートバイ用ミラー「NAPOLEON（ナポレオン）」シリーズの販売を開始し、二輪車用品市場における確固たる地位を築き始めました。

さらに、1980年（昭和55年）には自動車用品市場へも参入し、「FIZZ（フィズ）」シリーズを発売。1983年（昭和58年）には自動車用キャリア「FORTRESS（フォートレス）」を市場に投入するなど、多角的な事業展開を進めました。1986年（昭和61年）には、スポーツやレジャー関連用品分野へも事業を拡大しています。

事業拡大に伴い、1991年（平成3年）には社名を「株式会社ナポレックス」へと変更しました。その後、事業構造の見直しを図り、1995年（平成7年）7月1日には、株式会社ナポレックスから二輪車関連部門の事業を引き継ぐ形で、タナックス株式会社が新たな会社として分社独立しました。当初は千葉県市川市南行徳に拠点を置いて事業活動を開始しましたが、1997年（平成9年）12月1日には、より広範な事業展開を見据え、現在の千葉県流山市後平井へ本社を移転しています。

本社移転後も、1998年（平成10年）にはオリジナル自動車用品の提供を開始するなど、製品ラインナップの拡充を続けました。2002年（平成14年）には、海外の高品質な二輪車用品ブランド「オベロン」の日本国内における正規代理店業務を開始するなど、取り扱い製品の多様化も図っています。

組織体制の強化も進められ、2010年（平成22年）6月21日には大阪営業所の移転を実施。さらに、企業活動の基盤となる本社も、2022年（令和4年）2月14日に現在の所在地へと再移転しています。

近年では、新たな技術を取り入れた製品開発にも積極的に取り組んでおり、2023年（令和5年）にはCHIGEE社とのパートナーシップを構築し、最新のスマートライドモニター「SRS-001」を市場に投入するなど、常に革新を目指しています。

主要ブランド

タナックス株式会社は、事業分野ごとに複数のブランドを展開しています。

NAPOLEON（ナポレオン）: 二輪車用ミラーの主力ブランドとして、長年にわたりライダーに支持されています。
MOTO FIZZ（モトフィズ）: 二輪車向けのバッグやアクセサリー、電装品、リペアパーツなどを幅広く扱うブランドです。
PIT GEAR（ピットギア）: 主に二輪車のメンテナンスに関連する用品を提供するブランドです。
VELOGARAGE（ヴェロガレージ）: 自転車関連用品を取り扱うブランドです。

これらのブランドを通じて、タナックス株式会社は高品質で信頼性の高い製品を市場に提供し続けています。

事業概要

タナックス株式会社は、創業以来培ってきた技術とノウハウを活かし、オートバイ、ゴルフ、自転車といった幅広い分野で、ユーザーのニーズに応える製品を提供し、豊かなライフスタイルをサポートしています。

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