タブロイドTV

『タブロイドTV』は、1993年10月から1994年7月までテレビ朝日の『ネオバラエティ』枠で放送されていた深夜バラエティ番組です。

番組概要

この番組は、「日本一くだらない報道番組」というユニークなコンセプトのもと、山瀬まみ、きたろう（シティボーイズ）、バカルディ（現・さまぁ〜ず）という個性的な出演者が、ジャーナリストに扮して様々な事象を取材・検証していくというスタイルでした。スタジオも報道センターを模した作りとなっており、一見すると本格的な報道番組のようですが、その内容は都市伝説や奇妙な噂の検証が中心で、真面目な報道番組とは一線を画していました。

主な取材内容

番組で取り上げられたテーマは多岐にわたり、その多くが視聴者の好奇心をくすぐるものでした。以下にいくつかの例を挙げます。

ヘディングをすると頭が悪くなる？：大学のサッカー部員に学力テストを実施し、ヘディングの前後で学力に変化があるかを検証するという、大胆な実験を行いました。
黒い下着を着けると体調を崩す？：ランジェリーパブに勤務する女性たちに取材を行い、黒い下着の着用と体調の関係について探りました。
宇宙人と遭遇した男？：「宇宙人に遭遇した」と主張する男性にインタビューを敢行し、その証言の真偽に迫りました。
ミサンガは細菌兵器か？：日本食品分析センターの協力を得て、スタッフが半年以上身につけていたミサンガを実験培養。その結果、大量のカビが繁殖していることが判明し、街頭インタビューではミサンガを付けている人々に体調の変化を尋ねるなど、徹底的な検証を行いました。
性フェロモンの秘密: 街頭インタビューを敢行。その後、三村マサカズがヘリコプターに乗り込み上空へ。ヘリコプターが少し浮上したところで映像は終了するという演出がなされました。

これらのテーマからもわかるように、『タブロイドTV』は、真面目な検証の中にユーモアを織り交ぜ、視聴者を楽しませることを重視した番組でした。

出演者

山瀬まみ
きたろう（シティボーイズ）
バカルディ（現・さまぁ〜ず）

テーマ曲

オープニングテーマ：ハッピー・サッド（ピチカート・ファイヴ）（1994年4月～7月）
エンディングテーマ：あ 不思議な気持ち（山瀬まみ）

『タブロイドTV』は、深夜帯という時間帯を活かし、タブーにも果敢に挑戦する姿勢が人気を博しました。その斬新な切り口と、出演者たちの個性的なキャラクターが、多くの視聴者の記憶に残る番組となりました。

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