タルヴィージオ(
イタリア語: Tarvisio)は、
イタリア共和国
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ウーディネ県に位置する
コムーネ(
基礎自治体)です。人口は約7,200人で、タルビジオと表記されることもあります。
名称
タルヴィージオは、歴史的背景から様々な言語の影響を受けており、標準
イタリア語以外にも以下の名称を持っています。
フリウリ語: Tarvis
スロベニア語: Trbiž
ドイツ語: Tarvis
これらの名称は、この地域が多様な文化の交流点であったことを示しています。
地理
タルヴィージオは、ウーディネ県の北東部に位置し、オーストリアとスロベニアとの国境に接しています。この地理的な特性が、タルヴィージオの歴史、文化、経済に大きな影響を与えてきました。
隣接コムーネ
タルヴィージオに隣接するコムーネは以下の通りです。国境を接しているため、オーストリア(AT)とスロベニア(SLO)のコムーネも含まれています。
アルノルトシュタイン (AT-2 ケルンテン州)
キウザフォルテ
ホーエントゥルン (AT-2 ケルンテン州)
クランスカ・ゴーラ (SLO)
マルボルゲット・ヴァルブルーナ
ボヴェツ (SLO)
気候分類・地震分類
タルヴィージオの気候は、イタリアの気候分類ではzona Fに分類され、度日は3959 GGです。これは、比較的寒冷な気候であることを示しています。また、地震リスク階級ではzona 3 (sismicità bassa)に分類されており、地震のリスクは低いとされています。
行政
タルヴィージオは、以下の分離集落(フラツィオーネ)から構成されています。
Camporosso
Cave del Predil
Coccau
Colazzo
Fusine in Valromana
Fusine Laghi
Monte Lussari
Rutte Grande
Rutte Piccolo
* Sant'Antonio
これらの集落は、それぞれ独自の歴史と文化を持ち、タルヴィージオの多様性を豊かにしています。
スポーツ
タルヴィージオは、
2003年1月16日から26日にかけて
ユニバーシアード冬季大会の開催地となりました。この大会では、
荒川静香選手が
フィギュアスケート女子シングル部門で優勝し、タルヴィージオの名を世界に広めました。
タルヴィージオは、その美しい自然環境と多様な文化、そしてスポーツへの貢献を通じて、多くの人々を魅了する魅力的な
コムーネです。