ダイナコムウェア
ダイナコムウェア（DynaComware）は、台湾に本社を置くフォント開発企業です。旧社名はダイナラブ（DynaLab）であり、「DynaFont（ダイナフォント）」ブランドで、多岐にわたるフォント製品を開発・販売しています。
ダイナフォントは、DTP業界をはじめ、広告、TVテロップなどの映像メディア、ウェブサイト、携帯電話、スマートフォン、タブレット、PCなどのデジタルコンテンツ、コンシューマーゲーム、PCゲーム、アミューズメント機器など、パーソナルユースからビジネスユースまで、幅広い分野で利用されています。
「DynaSmart」シリーズなどの年間ライセンス製品やパッケージ製品は、BCN AWARDのフォントソフト部門で15年連続最優秀賞を受賞するなど、業界からの高い評価を得ています。これらのフォントは、グラフィックデザイナーや印刷会社、出版社など、デザインやコンテンツ制作の現場で広く活用されています。
ダイナコムウェアのフォント製品は、主に台湾人デザイナーによって制作されてきましたが、近年では日本人書体デザイナーも仮名デザインに携わっています。特に、ヒラギノを手掛けた字游工房が、新宋体、痩金体、魏碑体、隷書体、麗雅宋の仮名デザインを担当したことは特筆すべき点です。
また、近年では多言語展開にも力を入れており、フラッグシップフォントである「金剛黒体」は、日本語、中国語（繁体字・簡体字）、ラテン語、韓国語、ヒンディー語、アラビア語、ミャンマー語など、19種類もの言語に対応しています。日本語書体は12ウエイト、4種類のコンデンス書体、バリアブルフォントが提供されており、その汎用性の高さが伺えます。
ダイナコムウェアのフォントは、数々のデザインアワードを受賞しています。
古籍書体：2014年度グッドデザイン賞を受賞。
甲金文体：2018年度グッドデザイン賞、2019年度iFデザイン賞を受賞。
金剛黒体：2018年度GOLDEN PIN DESIGN AWARD（ベスト・オブ・ゴールデン・ピン）、2020年度グッドデザイン賞、Kデザイン賞Grand Prize、IAUD国際デザイン賞2019コミュニケーション部門銅賞、グッドデザイン賞を受賞。
ダイナコムウェアは、1987年にDynaLab Inc.として設立されました。その後、日本法人であるダイナラブ・ジャパン株式会社の設立や、社名変更、事業譲渡などを経て、現在に至ります。主な沿革は以下の通りです。
1987年：DynaLab Inc.設立
1993年5月：日本法人ダイナラブ・ジャパン株式会社設立
1997年12月：ダイナラブ・ジャパン株式会社の出力・印刷部門をアジアサーブテクノロジージャパン株式会社に移設
2000年2月：アジアサーブテクノロジージャパン株式会社がダイナネットジャパン株式会社へ社名変更
2001年5月：ダイナコムウェア株式会社設立
2001年7月：ダイナラブ・ジャパン株式会社とダイナネットジャパン株式会社のフォント事業・E-Document事業をダイナコムウェア株式会社に譲渡
2001年10月：ダイナラブがダイナコムウェアへ社名変更
2002年9月：外字作成管理システム「外字サーバEV」リリース
2013年11月：「DynaFont 中国語88書体 TrueType Hybrid」発売
2014年2月：「DynaFont TypeMuseum 5718 TrueType Win/Mac」「DynaFont TypeMuseum 3728 TrueType Win/Mac」発売
2014年3月：「DynaFont 古籍五書体 TrueType Hybrid」発売
2014年6月：「DynaFont まんが8書体 TrueType Hybrid」「DynaFont 人名記号外字2 TrueType for Windows」発売
2014年8月：「DynaFont Gaiji Builder2 TrueType for Windows」発売
2010年5月：ダイナフォント年間ライセンスシステム「DynaSmart」「DynaSmartPlus」リリース
2015年11月：ダイナフォント年間ライセンスシステム「DynaSmart V」「DynaSmart V NOW!」「DynaSmart V 更新パック」「DynaSmart 学生版」発売
2016年3月：Webフォントクラウドサービス「DynaFont Online」リリース
2017年2月：「DynaSmart V ゲーム拡張オプション」発売
2018年10月：「DynaFont 人名記号外字3 TrueType for Windows」発売
2019年4月：TrueTypeフォントに特化したダイナフォント年間ライセンスシステム「DynaSmart T」発売
ダイナフォントには、以下のような多様な書体があります。
平成ゴシック体
平成明朝体
平成丸ゴシック体
華康ゴシック体
華康明朝体
娥眉明朝体
UDゴシック体
UD丸ゴシック体
華康楷書体
隷書体
唐風隷書体
楷書体
太楷書体
行書体
教科書体
金文体
痩金体
新宋体
新篆体
古印体
爽流体
流隷体
龍門石碑体
華藝体
まるもじ体
京劇体
てがき楽
てがき魔
麗雅宋
優雅宋
ロマン輝
ロマン雪
綜藝体
クラフト墨
クラフト遊
勘亭流
相撲体
古籍木蘭
古籍糸柳
古籍真竹
古籍銀杏
古籍黒檀
金剛黒体
甲金文体
DynaSmart V
DynaSmart T
DynaSmart 学生版
DynaFont 人名記号外字3 TrueType for Windows
DynaFont Gaiji Builder2 TrueType for Windows
ダイナコムウェア株式会社（日本）
Webフォントクラウドサービス DynaFont Online（日本）
金剛黒体特設サイト（日本）
ダイナコムウェアTwitter（日本）
ダイナコムウェアFacebook（日本）
ダイナコムウェアInstagram（日本）
ダイナコムウェア（台湾）
ダイナコムウェア（香港）
ダイナコムウェア（中国）
* ダイナコムウェア（アメリカ）
ダイナコムウェアは、高品質なフォントを提供し続けることで、デザイン業界の発展に貢献しています。これからも、その多様なフォントファミリーから目が離せません。
幅広い分野で利用されるDynaFont
ダイナフォントは、DTP業界をはじめ、広告、TVテロップなどの映像メディア、ウェブサイト、携帯電話、スマートフォン、タブレット、PCなどのデジタルコンテンツ、コンシューマーゲーム、PCゲーム、アミューズメント機器など、パーソナルユースからビジネスユースまで、幅広い分野で利用されています。
「DynaSmart」シリーズなどの年間ライセンス製品やパッケージ製品は、BCN AWARDのフォントソフト部門で15年連続最優秀賞を受賞するなど、業界からの高い評価を得ています。これらのフォントは、グラフィックデザイナーや印刷会社、出版社など、デザインやコンテンツ制作の現場で広く活用されています。
多言語展開と日本人デザイナーの参加
ダイナコムウェアのフォント製品は、主に台湾人デザイナーによって制作されてきましたが、近年では日本人書体デザイナーも仮名デザインに携わっています。特に、ヒラギノを手掛けた字游工房が、新宋体、痩金体、魏碑体、隷書体、麗雅宋の仮名デザインを担当したことは特筆すべき点です。
また、近年では多言語展開にも力を入れており、フラッグシップフォントである「金剛黒体」は、日本語、中国語（繁体字・簡体字）、ラテン語、韓国語、ヒンディー語、アラビア語、ミャンマー語など、19種類もの言語に対応しています。日本語書体は12ウエイト、4種類のコンデンス書体、バリアブルフォントが提供されており、その汎用性の高さが伺えます。
アワード受賞歴
ダイナコムウェアのフォントは、数々のデザインアワードを受賞しています。
古籍書体：2014年度グッドデザイン賞を受賞。
甲金文体：2018年度グッドデザイン賞、2019年度iFデザイン賞を受賞。
金剛黒体：2018年度GOLDEN PIN DESIGN AWARD（ベスト・オブ・ゴールデン・ピン）、2020年度グッドデザイン賞、Kデザイン賞Grand Prize、IAUD国際デザイン賞2019コミュニケーション部門銅賞、グッドデザイン賞を受賞。
沿革
ダイナコムウェアは、1987年にDynaLab Inc.として設立されました。その後、日本法人であるダイナラブ・ジャパン株式会社の設立や、社名変更、事業譲渡などを経て、現在に至ります。主な沿革は以下の通りです。
1987年：DynaLab Inc.設立
1993年5月：日本法人ダイナラブ・ジャパン株式会社設立
1997年12月：ダイナラブ・ジャパン株式会社の出力・印刷部門をアジアサーブテクノロジージャパン株式会社に移設
2000年2月：アジアサーブテクノロジージャパン株式会社がダイナネットジャパン株式会社へ社名変更
2001年5月：ダイナコムウェア株式会社設立
2001年7月：ダイナラブ・ジャパン株式会社とダイナネットジャパン株式会社のフォント事業・E-Document事業をダイナコムウェア株式会社に譲渡
2001年10月：ダイナラブがダイナコムウェアへ社名変更
2002年9月：外字作成管理システム「外字サーバEV」リリース
2013年11月：「DynaFont 中国語88書体 TrueType Hybrid」発売
2014年2月：「DynaFont TypeMuseum 5718 TrueType Win/Mac」「DynaFont TypeMuseum 3728 TrueType Win/Mac」発売
2014年3月：「DynaFont 古籍五書体 TrueType Hybrid」発売
2014年6月：「DynaFont まんが8書体 TrueType Hybrid」「DynaFont 人名記号外字2 TrueType for Windows」発売
2014年8月：「DynaFont Gaiji Builder2 TrueType for Windows」発売
2010年5月：ダイナフォント年間ライセンスシステム「DynaSmart」「DynaSmartPlus」リリース
2015年11月：ダイナフォント年間ライセンスシステム「DynaSmart V」「DynaSmart V NOW!」「DynaSmart V 更新パック」「DynaSmart 学生版」発売
2016年3月：Webフォントクラウドサービス「DynaFont Online」リリース
2017年2月：「DynaSmart V ゲーム拡張オプション」発売
2018年10月：「DynaFont 人名記号外字3 TrueType for Windows」発売
2019年4月：TrueTypeフォントに特化したダイナフォント年間ライセンスシステム「DynaSmart T」発売
代表的なDynaFont
ダイナフォントには、以下のような多様な書体があります。
平成ゴシック体
平成明朝体
平成丸ゴシック体
華康ゴシック体
華康明朝体
娥眉明朝体
UDゴシック体
UD丸ゴシック体
華康楷書体
隷書体
唐風隷書体
楷書体
太楷書体
行書体
教科書体
金文体
痩金体
新宋体
新篆体
古印体
爽流体
流隷体
龍門石碑体
華藝体
まるもじ体
京劇体
てがき楽
てがき魔
麗雅宋
優雅宋
ロマン輝
ロマン雪
綜藝体
クラフト墨
クラフト遊
勘亭流
相撲体
古籍木蘭
古籍糸柳
古籍真竹
古籍銀杏
古籍黒檀
金剛黒体
甲金文体
現在販売中のフォントライセンスおよび主なパッケージ製品
DynaSmart V
DynaSmart T
DynaSmart 学生版
DynaFont 人名記号外字3 TrueType for Windows
DynaFont Gaiji Builder2 TrueType for Windows
外部リンク
ダイナコムウェア株式会社（日本）
Webフォントクラウドサービス DynaFont Online（日本）
金剛黒体特設サイト（日本）
ダイナコムウェアTwitter（日本）
ダイナコムウェアFacebook（日本）
ダイナコムウェアInstagram（日本）
ダイナコムウェア（台湾）
ダイナコムウェア（香港）
ダイナコムウェア（中国）
* ダイナコムウェア（アメリカ）
ダイナコムウェアは、高品質なフォントを提供し続けることで、デザイン業界の発展に貢献しています。これからも、その多様なフォントファミリーから目が離せません。
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。