ダイヤモンド (スパンダー・バレエのアルバム)

アルバム『ダイヤモンド』の詳細

『ダイヤモンド』（Diamond）は、1982年3月4日にクリサリス・レコードからリリースされた、スパンダー・バレエの2枚目のスタジオ・アルバムです。本作は、彼らの成功を確立し、全英シングルチャートの3位を記録したヒットシングル「チャント・No.1 (Chant No. 1 (I Don't Need This Pressure On))」のリリースによって広く知られることとなりました。このアルバムからは、さらに「インスティンクション (Instinction)」というシングルも登場し、こちらもチャートの10位に達しました。

2010年3月8日には、リマスターされて特別なCD2枚組のエディションが再リリースされ、追加トラックが収められています。

リリース情報

オリジナルの『ダイヤモンド』は、1982年にアナログ盤（CDL 1353）およびカセットテープ（ZCDL 1353）としてイギリスでリリースされました。また、限定ボックス・セット（CBOX 1353）として12インチ・シングルが4枚組で発売され、これにはアルバムに収録されたトラックの多くが長いバージョンで収録されています。ボックスには色刷のポスターや歌詞カードも同封されていました。しかし、その中からシングルとして発売されたのは2曲のみで、「ダイアモンドの如く」は、イギリス盤の12インチ・シングルの内容と同じです。また、「チャント・No.1」のリミックスも含まれていましたが、他のリミックスはボックス・セットでしか聴けない特別なものだったのです。後に、2002年には「インスティンクション」と「コーヒー・クラブ」がCD3枚組のボックス『Reformation』に収録され、2010年には『ダイヤモンド』の特別エディションのDisc1に全てのミックスが収められました。

トラックリスト

収録されている全曲は、ゲイリー・ケンプが作詞・作曲を手掛けています。オリジナル・リリースのトラック一覧は以下の通りです：

• - チャント・No.1 (I Don't Need This Pressure On) – 4:07
• - インスティンクション – 4:47
• - ペイント・ミー・ダウン – 3:45
• - コーヒー・クラブ – 5:32
• - ダイアモンドの如く – 2:56
• - ファラオ – 6:37
• - イノセンス・アンド・サイエンス – 4:27
• - ミッショナリー – 7:00

また、12インチ盤のボックス・セットには、以下のリミックスも収められています：

• - チャント・No.1 (Remix) – 8:03
• - インスティンクション (Remix) - 6:57
• - ペイント・ミー・ダウン (Remix) – 6:22
• - コーヒー・クラブ (Remix) – 6:48
• - ダイアモンドの如く (Extended Version) – 3:37

2010年スペシャル・エディション

2010年にリリースされたスペシャルエディションでは、以下のトラックが収録されています：

• - Chant No. 1 (I Don't Need This Pressure On)
• - Instinction
• - Paint Me Down
• - Coffee Club
• - She Loved Like Diamond
• - Pharaoh
• - Innocence and Science
• - Missionary
• - 各種リミックストラック

メンバー

本作に参加しているメンバーは以下の通りです：

• - トニー・ハドリー – ボーカル、シンセサイザー
• - ゲイリー・ケンプ – ギター、キーボード、シンセサイザー、バッキングボーカル
• - マーティン・ケンプ – ベース、バッキングボーカル
• - スティーヴ・ノーマン – ギター、パーカッション、サクソフォーン、バッキングボーカル
• - ジョン・キーブル – ドラムス、バッキングボーカル

このように、『ダイヤモンド』はスパンダー・バレエのキャリアにおいて重要な作品であり、その音楽の魅力は今も多くのファンに愛されています。

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