ダウンタウン汁

ダウンタウン汁

『ダウンタウン汁』は1993年10月8日から1994年9月30日までTBSで放送されていたバラエティ番組です。この番組は前作『ダウンタウン也』を引き継いでダウンタウンが司会を務める深夜番組でした。

番組の構成

番組は大きく2つの部分に分かれており、前半はゲストを招いてのトークセクションが展開されました。このトークでは、通常のトークコーナーが設けられており、その後に今田耕司ら若手芸人による質問タイムが設けられていました。初期の頃はダウンタウンがテレビＣＭを務めていたキリンビバレッジの炭酸飲料「OSMO」を飲みながら進行されていたが、後半に入るとウーロン茶に変更されました。

そして、番組後半には「お笑い頭脳バトル」として知られる大喜利コーナーが登場しました。このコーナーでは浜田雅功が司会を務め、他の出演者全員がパネラーとなってお題に対する回答をフリップで示していきます。浜田は面白いと感じた回答に対して「大脳マーク」を与え、逆につまらないと判断した場合は没収されるという仕組みでした。特に大脳マークを一定数集めることで、視聴者からの賞品を獲得することもありました。

当初は各メンバーに与えられるマークの数も異なっており、松本には10、大部分のメンバーには5が設定されていましたが、後に各自の回答レベルに応じて調整されていきました。際どいボケや下ネタが飛び出すと、浜田がハリセンで叩いたり、フリップを奪って叩く場面も見受けられました。

さらに、スタジオの端に設置された「牢屋」制度も話題となりました。これは面白くないと判断されたメンバーが一時的に入れられ、スタジオと監禁されたメンバーを交代する形式でした。初期は浜田が面白くないと認定したメンバーを無理やり「牢屋」に入れることもありましたが、次第にそのルールが廃止されていきました。

変更と進化

番組は放送開始から半年間は60分の枠で放送されていましたが、1994年4月からはさらに30分拡大され、「ダウンタウン粕」という名前の新コーナーが追加されました。このコーナーには東野幸治や板尾創路らが出演し、主に体を張った企画が多く展開されました。この拡大によって新たなチャレンジと楽しさが加わり、視聴者に新鮮さを提供しました。

ただし、板尾創路は後に淫行事件を起こし、出演を辞めることになりました。残った収録済みの映像は編集によって彼がその場にいなかったように加工され、浜田もそれをネタにしたことがあります。

番組の最終回に近づくにつれて、敢闘賞も段階的に廃止されました。そして新しいコーナーが次々に投入され、トークセクションに出演したゲストも引き続き参加し、様々なクイズが展開されるようになりました。このようにして、番組は常に進化を遂げていったのです。

放送概要

『ダウンタウン汁』は金曜日の深夜に放送され、初めは0:50から1:50までの60分間、後に0:50から2:20まで拡大されました。各エピソードでは、人気芸人やミュージシャンが数多く依頼され、多彩なゲストが登場しました。彼らの登場が番組に新たな活力をもたらし、視聴者を楽しませました。

このように『ダウンタウン汁』は、機知に富んだトークやユーモア、斬新なコーナー構成で多くの視聴者に愛され続けた番組となるのでした。

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