『ダカーポ』は、
1981年11月に
マガジンハウス社から創刊された情報誌です。創刊当初は「現代そのものが圧縮されているリトルマガジン」という
キャッチコピーを掲げ、社会の様々な側面を切り取る記事が特徴でした。
政治、
経済、
宗教、
文学、
サブカルチャーといった幅広いジャンルを扱い、単なる情報提供にとどまらず、「…研究」や「…の噂検証」といった独自の視点を取り入れた記事が読者の関心を集めました。時にはスキャンダルも扱い、その点で『
噂の眞相』や『
サイゾー』といった雑誌と比較されることもありました。
創刊25周年を迎えた
2006年には、「現代が3時間でわかる、情報誌」という新たな
キャッチコピーを打ち出し、ビジネス面を強化する動きも見られました。しかし、
インターネットの普及が進むにつれて、雑誌の発行部数は減少の一途を辿ります。最盛期には約20万部を誇った発行部数も、末期には半分以下の約8万部にまで落ち込みました。その結果、
2007年12月5日、通巻620号となる
2007年12月下旬号をもって、惜しまれながら
休刊となりました。
休刊後、『ダカーポ』はWEBマガジンとして新たな展開を始めています。紙媒体での発行は終了しましたが、WEB上では引き続き情報発信を行い、読者との繋がりを維持しています。
『ダカーポ』は、社会の動向を独自の視点で捉え、読者に深く考えるきっかけを与える情報誌として、その役割を果たしました。その
休刊は、情報メディアの変化を象徴する出来事として記憶されています。
[外部リンク]
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dacapo (ダカーポ) the web-magazine – of magazine house