ダニエル・ジェームズ

ダニエル・ジェームズ：ウェールズが生んだ快速アタッカー

ダニエル・オーウェン・ジェームズ（Daniel Owen James、1997年11月10日生まれ）は、イングランドのキングストン・アポン・ハル出身のプロサッカー選手です。現在はEFLチャンピオンシップのリーズ・ユナイテッドに所属し、ウェールズ代表としても活躍しています。主にフォワード（FW）のポジションで、そのスピードとドリブルの技術でチームに貢献しています。

クラブキャリア

ジェームズは10歳の時にハル・シティのジュニアチームに加入し、幼い頃からサッカーの才能を発揮していました。12歳の時には、友人関係を優先するためにサッカーをやめたいと考えたこともありましたが、ハルのコーチに慰留され、サッカーを続けることになりました。2014年には、ウェールズを拠点とするスウォンジー・シティのU-18チームに移籍し、新たな挑戦を始めました。

2017年6月には、スウォンジーのリザーブチームからトップチームに昇格。同時に、当時フットボールリーグ1に所属していたシュルーズベリー・タウンへ期限付き移籍をしました。しかし、シュルーズベリーでは出場機会を得られず、公式戦での出場はありませんでした。

2018年2月6日、FAカップ4回戦のノッツ・カウンティ戦で、ジェームズは後半62分にネイサン・ダイアーとの交代でトップチームデビューを果たしました。さらに、82分にはプロ初ゴールとなる得点を記録し、スウォンジー・シティでの初得点ともなりました。

2018-19シーズンからは、チームの主力として活躍し、8月17日のバーミンガム・シティ戦でリーグデビューを飾り、11月24日のノリッジ・シティ戦でリーグ初得点を記録しました。

2019年6月12日には、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が発表されました。怪我人が続出していたチーム事情もあり、開幕戦のチェルシー戦で途中出場から移籍後初ゴールを挙げ、第2節からは先発出場を果たしました。

2021年夏の移籍期間最終日となる8月31日、リーズ・ユナイテッドへの移籍が発表され、新たな章をスタートさせました。2022年9月1日には、フラムへの1年間のローン移籍が発表されています。

代表キャリア

ジェームズはイングランド出身であるため、イングランド代表を選択する権利も持っていました。しかし、父親がウェールズのアバーデア出身であることから、ウェールズ代表を選択しました。U-17およびU-19代表では、それぞれのUEFA欧州選手権に出場しています。

2018年11月20日、アルバニア代表との親善試合でウェールズ代表としてフル代表デビューを果たしました。2019年3月24日に行われたUEFA欧州選手権予選のスロバキア代表戦では、前半5分に決勝点となる代表初ゴールをマークしました。

人物

ジェームズの父親はウェールズ出身のウェールズ系イングランド人、母親はイングランド人です。

代表での活躍

ウェールズ代表として、重要な試合で得点を重ねています。2022 FIFAワールドカップにも出場し、国際Aマッチでは49試合に出場し6得点を挙げています（2024年1月1日現在）。

ダニエル・ジェームズは、クラブと代表の両方で、その才能を発揮し続けている注目の選手です。

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