ダニー・キャノン

ダニー・キャノンは、1968年生まれのイギリス出身の映画監督、脚本家、プロデューサーです。16歳という若さで映画制作の世界に足を踏み入れ、その才能を開花させてきました。

初期のキャリアと映画作品

国立映画テレビ学校を1990年に卒業後、キャノンは映画界で着実にキャリアを築き始めます。1990年代には、『Strangers』や『プレイデッド』といった作品で監督・脚本を手がけ、その才能を発揮しました。そして、1995年にはシルヴェスター・スタローン主演のSFアクション大作『ジャッジ・ドレッド』の監督を務め、一躍注目を集める存在となります。

Strangers (1990) - 監督・脚本
プレイデッド The Young Americans (1993) - 監督・脚本
ジャッジ・ドレッド Judge Dredd (1995) - 監督
フェニックス Phoenix (1998) - 監督
ラストサマー2 I Still Know What You Did Last Summer (1998) - 監督
GOAL! Goal! (2005) - 監督

テレビシリーズへの進出と成功

2000年代に入ると、キャノンはテレビシリーズの分野にも進出し、その才能を遺憾なく発揮します。『CSI:科学捜査班』を始め、『CSI:マイアミ』、『CSI:ニューヨーク』といった人気シリーズで、監督、脚本、製作総指揮として幅広く活躍しました。また、『NIKITA / ニキータ|NIKITA _ ニキータ』、『ALCATRAZ/アルカトラズ|ALCATRAZ_アルカトラズ』といった作品でもその手腕を発揮しています。

特に、『CSI:科学捜査班』では、25話の監督、11話の脚本、そして85話もの製作総指揮を務め、シリーズの成功に大きく貢献しました。また、『CSI:マイアミ』、『CSI:ニューヨーク』でも、それぞれ製作総指揮としてシリーズを支えました。

『GOTHAM/ゴッサム|GOTHAM_ゴッサム』での貢献

2014年からは、人気テレビシリーズ『GOTHAM/ゴッサム|GOTHAM_ゴッサム』のパイロット版の監督を務め、さらにエグゼクティブ・プロデューサーの一人として、シリーズ全体の方向性を決定する重要な役割を担っています。ゴッサムでは9話監督、8話脚本も担当しています。

フィルモグラフィー（テレビシリーズ）

CSI:科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (2000-2007) - 計11話脚本、計25話監督、計85話製作総指揮
CSI:マイアミ CSI: Miami (2002-2005) - 計2話監督、計24話製作総指揮
CSI:ニューヨーク CSI: NY (2004-2011) - 計64話製作総指揮
イレブンス・アワー Eleventh Hour (2008-2009) - 計3話監督、計18話製作総指揮
DARK BLUE/潜入捜査 Dark Blue (2009-2010) - 企画、計5話監督、計19話製作総指揮
NIKITA / ニキータ|NIKITA _ ニキータ Nikita (2010-2013) - 計6話監督、計73話製作総指揮
* GOTHAM/ゴッサム|GOTHAM_ゴッサム (2014-) - 製作総指揮、計9話監督、計8話脚本

ダニー・キャノンは、映画とテレビの両分野で多岐にわたる才能を発揮し、数々のヒット作を生み出してきた、現代を代表する映像クリエイターの一人と言えるでしょう。

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