ダニー・グリーン (バスケットボール)

ダニー・グリーン：3Pとディフェンスで輝くベテランNBAプレーヤー

ダニー・グリーン（Daniel Richard Green Jr.）は、1987年6月22日生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のプロバスケットボール選手です。ポジションはシューティングガードとスモールフォワードを兼ねるスウィングマンで、元NBA選手のジェラルド・グリーンは従兄弟にあたります。

生い立ちとカレッジ時代

高校時代はバスケットボールとアメリカンフットボールを両立。セントメリーハイスクール3年時には平均20得点、10リバウンドと活躍し、全米ランキングでも高い評価を受けました。

2005年にノースカロライナ大学に進学。3年次には平均11.5得点、4.9リバウンドを記録し、3ポイント成功率も向上。4年次にはチームキャプテンとして2009年NCAAチャンピオンに輝きました。

主な記録

ノースカロライナ大学ターヒールズで、通算1,000得点、500リバウンド、200アシスト、100ブロック、100スティール以上を達成した唯一の選手
ACC史上、100ブロック、100スリーポイントを達成した4人のうちの1人

NBAキャリア

2009年NBAドラフト2巡目46位でクリーブランド・キャバリアーズに指名されNBA入り。数度のウェーバーを経験後、2011年にサンアントニオ・スパーズと契約。

サンアントニオ・スパーズ

スパーズでは、2年目に3ポイントシューターとして才能が開花。2013年ファイナルでは、1試合で7本の3ポイントを成功させるなど、チームの優勝に大きく貢献しました。

2013-14シーズンも主力として活躍し、安定した3ポイントと堅いディフェンスでチームを支え、NBAチャンピオンに輝きました。

トロント・ラプターズ、ロサンゼルス・レイカーズ

2018年、カワイ・レナードとのトレードでトロント・ラプターズへ移籍。ラプターズでもスターターとして活躍し、チーム初のNBA制覇に貢献。

2019年にはロサンゼルス・レイカーズへ移籍。開幕戦で28得点を記録し、レイカーズのデビュー戦得点記録を更新しました。

フィラデルフィア・76ers、メンフィス・グリズリーズ、クリーブランド・キャバリアーズ

その後、フィラデルフィア・76ers、メンフィス・グリズリーズを経て、2023年には古巣クリーブランド・キャバリアーズに復帰しました。

2023年9月には再び76ersと契約しましたが、11月に解雇されています。

プレースタイル

3Pシュートとディフェンスに優れたウイング。運動量が多く、特にトランジションディフェンスでのブロックを得意としています。フリースローの成功率も高く、チームスローの際に担当することも多いです。

その他

TV中継で、グリーンの3ポイントが、出身大学のスポーツチーム名にちなんで「ターヒール・トリプル」と呼ばれることがあります。

長年のキャリアで培った経験とスキルを活かし、チームに貢献し続けるベテランプレーヤーです。

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