ダニー・サンタナ

ダニー・エルネスト・サンタナ：多才なユーティリティープレイヤー

ダニー・エルネスト・サンタナ（Danny Ernesto Santana、1990年11月7日 - ）は、ドミニカ共和国モンテ・プラタ州出身のプロ野球選手です。右投両打で、ユーティリティープレイヤーとして、ボストン・レッドソックス傘下に所属しています。

プロ入りからツインズ時代

2007年12月、アマチュア・フリーエージェントとしてミネソタ・ツインズと契約し、プロのキャリアをスタートさせました。

2008年、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグでプロデビュー。その後、着実にステップアップを重ね、2012年にはA+級フォートマイヤーズ・ミラクルで打率.329、8本塁打、60打点、17盗塁を記録し、フロリダ・ステートリーグのオールスターチームに選出されるなど、才能を発揮しました。

2014年5月3日、ついにメジャー昇格を果たし、5月5日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビュー。この年、101試合に出場し、打率.319、7本塁打、40打点、20盗塁という素晴らしい成績を収めました。ルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では7位にランクインし、将来を嘱望されました。

しかし、2015年は一転して不振に陥り、打率は.215まで低下。2年目のジンクスに苦しみました。2016年はユーティリティープレイヤーとして、75試合に出場。打率.240、2本塁打、14打点、12盗塁という成績を残しましたが、レギュラーの座を掴むことはできませんでした。

2017年5月5日にDFAとなました。

ブレーブス、レンジャーズ時代

2017年5月8日、トレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍。しかし、怪我の影響もあり、出場機会は限られました。オフにFAとなり、その後マイナー契約でブレーブスに再加入しましたが、2018年7月には再びDFAとなりました。

2019年、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。開幕はAAA級で迎えましたが、4月にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りしました。この年、サンタナは自己最多となる130試合に出場し、打率.283、28本塁打、81打点、21盗塁を記録。内外野全てのポジションで出場し、ユーティリティープレイヤーとして大活躍しました。

2020年オフにノンテンダーFAとなりました。

レッドソックス時代

2021年3月7日、ボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。シーズン開幕後、5月21日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りしました。オフの11月3日にFAとなりました。

2022年4月4日、禁止薬物陽性反応を示し、MLBから80試合の出場停止処分を受けました。同年7月28日にレッドソックスとマイナー契約を結びました。

プレースタイル

サンタナは、内外野をこなせるユーティリティープレイヤーです。打撃ではパンチ力があり、俊足も兼ね備えています。様々なポジションをこなせる器用さと、持ち前の身体能力で、チームに貢献します。

背番号

39（2014年 - 2017年途中）
23（2017年途中 - 2018年）
38（2019年 - 2020年）
22（2021年）

ダニー・サンタナは、波瀾万丈なキャリアを歩みながらも、常に全力プレーでファンを魅了する選手です。今後の活躍にも期待が高まります。

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