ダニー・ジャンセン

ダニエル・ロバート・ジャンセン（Daniel Robert Jansen）は、1995年4月15日生まれ、アメリカ合衆国イリノイ州エルムハースト出身のプロ野球選手です。右投右打の捕手として、MLBのタンパベイ・レイズでプレーしています。

プロ入りとトロント・ブルージェイズ時代

2013年のMLBドラフトで、トロント・ブルージェイズから16巡目（全体475位）で指名されプロ入りしました。ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでプロとしての第一歩を踏み出し、36試合に出場、打率.246、18打点を記録しました。

2014年にはルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズで38試合に出場し、打率.282、5本塁打、17打点、2盗塁と成長を見せました。2015年はルーキー級とA級でプレーし、合計53試合に出場、打率.210、5本塁打、30打点を記録。2016年はA+級まで昇格し、2球団合計57試合で打率.218、1本塁打、25打点、7盗塁を記録しました。

2017年はA+級、AA級、AAA級と3つの階級でプレーし、104試合に出場、打率.323、10本塁打、48打点と大きく飛躍。オフには40人枠入りを果たし、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぎました。

2018年には、球団内プロスペクトランキングで上位にランクイン。AAA級でプレーした後、8月にはメジャー初昇格を果たしました。8月13日のロイヤルズ戦でメジャーデビューし、初安打を含む2安打を記録。この試合では先発投手のショーン・リード＝フォーリーもメジャーデビューし、バッテリー同時デビューはアリーグで51年ぶりの快挙となりました。翌日の試合では、初本塁打となる勝ち越しホームランを放ち、チームを勝利に導きました。この年のレギュラーシーズンでは、31試合に出場し、打率.247を記録しました。

2022年には、開幕から正捕手として活躍する一方、オールスターゲームのファン投票では指名打者としての候補となり、選出はなりませんでした。
2023年は控え捕手として起用され、シーズン途中に故障で離脱し、シーズンを終えました。

2024年6月26日には、対レッドソックス戦で捕手として先発出場しましたが、試合中に雨天サスペンデッドゲームとなりました。

ボストン・レッドソックス時代

2024年7月27日にトレードでボストン・レッドソックスへ移籍。8月26日には、古巣トロント・ブルージェイズとのダブルヘッダー第1試合で、捕手として出場しました。この試合は、先のサスペンデッドゲームの続きであったため、ジャンセンはMLB史上初となる「同じ試合に両チームの選手として出場した選手」となりました。さらに、同イニングの表裏で打席に立った史上初の選手ともなりました。

タンパベイ・レイズ時代

2024年12月12日、タンパベイ・レイズと800万ドルの単年契約を結びました。2026年の契約は1200万ドルの相互オプションで、バイアウトの際は50万ドルが支払われます。

人物

ジャンセンは、9歳の時に当時シアトル・マリナーズ傘下のA級チームに所属していたアダム・ジョーンズのホストファミリーを務めていました。14年後、メジャーリーガーとして再会を果たし、感動的なエピソードとして語り継がれています。

詳細情報

年度別打撃成績
2024年度シーズン終了時

ポストシーズン打撃成績
2023年度シーズン終了時

年度別守備成績
2024年度シーズン終了時

記録

MiLB
オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2018年）

背番号

9（2018年 - 2024年7月26日）
28（2024年7月28日 - ）

脚注

メジャーリーグベースボールの選手一覧 J'>関連項目
外部リンク) Danny Jansen stats MiLB.com （英語） ダニー・ジャンセン (@D_Jansen31) - X（旧Twitter） ダニー・ジャンセン (@d_jansen31) - Instagram

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