ダノンバラード

ダノンバラードのプロフィールと競走馬生活

基本情報

ダノンバラード（欧字名: Danon Ballade）は、2008年2月19日に誕生した日本の競走馬であり、後に種牡馬としても活躍しました。馬名は、冠名「ダノン」と母名の一部を組み合わせたもので、特に力強い響きを持つ名前です。

競走成績

ダノンバラードは、2010年10月24日に京都競馬場での2歳新馬戦でデビューし、見事1着を勝ち取りました。この勝利は、父であるディープインパクトにとっても初の産駒による勝利であり、特別な意義を持ちます。デビュー後、京都2歳ステークスで3着に入った後、12月に行われたラジオNIKKEI杯2歳ステークスでは、オールアズワンを僅かに抑えて重賞初勝利を果たしました。このvictoryは、ディープインパクトにとっても初の重賞勝利となりました。

2011年には、共同通信杯でスタートしましたが、ナカヤマナイトに敗れて9着となりました。しかし、その後、厩舎が変わったこともあり、クラシック路線に挑戦。皐月賞ではオルフェーヴルの3着、東京優駿では出走を予定していたものの、最終追い切り時に怪我で欠場。その後は、復帰戦のアンドロメダステークスで3着を記録し、中日新聞杯でも3着となりましたが、勝利には至らず。

その後は準オープンクラスに降級し、関ケ原ステークスを勝利してオープンクラスに復帰。小倉記念やカシオペアステークスでの活躍の後、アメリカジョッキークラブカップでには出走し、接戦の末に勝ち星を獲得。その後も宝塚記念で2着を記録しましたが、その後は勝利から遠のき、2014年4月に登録を抹消しました。

種牡馬としての活動

競走馬としての活動を終えたダノンバラードは、2014年4月から種牡馬としての道を歩み始めました。当初はケイアイファームでの供用が予定されましたが、その後日高スタリオンステーションに移りました。2015年から正式に種牡馬として活動を開始し、初年度の産駒は25頭でした。

しかし、彼は2016年に別の牧場に移動することが決まりました。その後、トルコの馬主に売却され、イタリアのベスナーテ牧場に移動。イタリア滞在中には2017年に多くの種付けを行ないました。最終的に2018年にはイギリスに移り、そこでの成功が期待されました。

ダノンバラードは2018年に帰国し、初年度産駒の品質に目をかけた岡田繁幸によって買い戻されました。その後、ウィンターフェルやナイママといった優秀な産駒が生まれ、2022年にはキタウイングが新潟2歳ステークスで産駒の初重賞勝利を達成しました。2023年からは、モンブランテソーロが後継の種牡馬として活動を始めています。

主な産駒と血統

ダノンバラードの主な産駒に、2016年産のロードブレス、2020年産のキタウイングがあります。彼の母であるレディバラードは、クイーン賞やTCK女王盃などの競走で成功を収めた馬であり、近親にはハリウッドターフカップ勝ち馬のSligo Bayやフサイチセブンが存在します。

ダノンバラードは、競走馬としてだけでなく、種牡馬としても日本競馬に多大なる影響を与え続けている存在です。

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