ダバオ・デ・オロ州

ダバオ・デ・オロ州は、フィリピン南部、ミンダナオ島の南東部に位置する州です。ダバオ地方に属しており、以前はダバオ・デル・ノルテ州の一部でしたが、1998年1月31日の州の再編により、コンポステラ・バレー州として新たに誕生しました。その後、2019年にダバオ・デ・オロ州へと改名されました。

面積は4667.0平方キロメートルで、2015年の国勢調査によると人口は73万6107人です。州都はナブントゥランに置かれています。

隣接する州としては、北に南アグサン州、東に東ダバオ州、南にダバオ湾、西に北ダバオ州があります。

この地域の主要産業は農業です。しかし、パントゥカン周辺には金鉱脈が存在し、多くの小規模鉱山が乱立しています。これらの鉱山では約8,000人もの鉱山労働者が生活しており、小さな集落を形成しています。一方で、鉱山周辺では地すべり災害が頻発しており、大きな問題となっています。2009年には21人が、2011年には20人以上が地すべりによって死亡または行方不明になっています。さらに2012年1月5日には、無秩序な掘削と地震が重なり大規模な地すべりが発生し、25人が死亡、150人が行方不明になるという悲劇に見舞われました。

この地域を訪れる際は、地滑りの危険性について十分に注意する必要があります。

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