ダビット・クライナー

ダビット・クライナーは、1981年3月8日生まれ、オーストリアのチロル州キッツビュール出身のノルディック複合選手です。

1997年のノルディックスキージュニア世界選手権団体戦で銅メダルを獲得し、その才能を早くから示しました。同年の12月にはノルディック複合・ワールドカップにデビューを果たし、11位という成績を残しました。翌1998年のジュニア世界選手権個人グンダーセンでは銅メダルを獲得しています。

1999年には自国開催のノルディックスキー世界選手権代表に選出されましたが、団体7位、個人スプリント36位という結果に終わりました。しかし、2000年のジュニア世界選手権では銅メダルを2個獲得するなど、着実に力をつけていきました。

2000-2001シーズンにはワールドカップで常に10位以内を維持し、ジュニア世界選手権ではスプリントで金メダル、グンダーセンで銅メダルを獲得しました。2001年のノルディックスキー世界選手権ではグンダーセン9位、スプリント10位、団体戦では銀メダル獲得に貢献し、ワールドカップ総合では12位となりました。

しかし、2001年8月、趣味の登山中に崖から転落し、脊椎などを骨折する重傷を負うというアクシデントに見舞われます。幸いにも治療は成功し、2002年1月にはワールドカップへ復帰することができました。

2005年ノルディックスキー世界選手権団体戦では銅メダルを獲得し、2010年バンクーバーオリンピックでは個人ノーマルヒル14位、個人ラージヒル17位に終わったものの、団体戦ではベルンハルト・グルーバー、マリオ・シュテヒャー、フェリックス・ゴットヴァルトと共に金メダルを獲得しました。

2009-2010シーズン終了時点で、ワールドカップでは2位が最高位（1回、3位2回）、総合では2007-2008シーズンの10位が最高位となっています。

外部リンク

ダビット・クライナー - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
ダビット・クライナー - Olympedia（英語）
* 公式ウェブサイト （英語） & （ドイツ語）

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