ダビド・ラローズ

ダビド・ラローズは1985年生まれ、フランスのボンディ出身の柔道家です。身長167cmと小柄ながら、66kg級の選手として国際舞台で活躍しました。

9歳で柔道を始めたラローズは、2004年に世界ジュニア60kg級で優勝を果たし、その才能を開花させます。翌2005年の世界選手権では7位入賞を果たすなど、早くから将来を嘱望される存在でした。

その後、66kg級に階級を上げると、2010年のワールドマスターズで3位に入賞。2012年にはグランドスラム・パリで優勝を飾り、その実力を証明しました。

しかし、2012年のロンドンオリンピックでは、3回戦でラシャ・シャフダトゥアシビリに敗れるという苦い経験もしています。また、同年のグランドスラム・東京では決勝で森下純平に敗れ、2位に終わりました。

2013年にはグランドスラム・パリで2連覇を達成。ヨーロッパ選手権、ワールドマスターズ、グランドスラム・東京でも3位に入賞するなど、安定した成績を残しました。2014年のヨーロッパ選手権では2位となっています。

2016年のリオデジャネイロオリンピック出場は逃しましたが、その後も国際大会に出場し、実績を重ねました。

主な戦績

2004年 世界ジュニア 優勝（60kg級）
2009年 ワールドカップ・バーミンガム 優勝（66kg級）
2012年 グランドスラム・パリ 優勝（66kg級）
2013年 グランドスラム・パリ 優勝（66kg級）
2014年 グランプリ・サムスン 優勝（66kg級）
その他、国際大会で多数の入賞

ラローズは、恵まれた体格ではありませんが、持ち前の技と粘り強さで数々の強豪を打ち破ってきました。オリンピックの舞台には立てなかったものの、フランス柔道界を代表する選手の一人として、その名は記憶されるでしょう。

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