ダブルシックスハンター

W SIX HUNTER（ダブルシックスハンター）

『W SIX HUNTER』は、2009年4月3日から同年12月29日まで、テレビ愛知で放送されていたパチンコ・パチスロをテーマにしたバラエティ番組です。この番組は、先行番組である『シックスハンター』をリニューアルしたもので、制作は映像ウェーブが担当しました。

当初は毎週金曜日の深夜24時58分（土曜日の0時58分）から30分枠で放送されていましたが、最終回のみ火曜日の深夜に放送されました。

番組概要とコンセプト

番組の基本的なコンセプトは、グラビアアイドル4名と、お笑い芸人2名で構成された出演者が、それぞれチームを結成し、パチスロやパチンコの実戦で対決するというものです。前番組『シックスハンター』ではパチスロのみの勝負でしたが、『W SIX HUNTER』では新たにパチンコ対決も導入されました。

出演メンバーは、司会を務めたゆうたろうさんを除いて一新されました。ゆうたろうさんは番組内で「伝説のホール館長」という設定で出演し、対決を見守る役割を担いました。

バトルの舞台は、「伝説のホールW」という架空の設定上の店舗でした。このホールでの対戦には独自のルールがあり、番組レギュラーの「ハンター」チームが勝利すれば、対戦に使用された「お宝機種」が、番組協力企業であるコンコルドグループの店舗に設置されるというインセンティブがありました。逆にハンターが敗北した場合は、そのお宝機種を奪われてしまうという設定で、物語性を持たせていました。

競技ルール

番組内での競技ルールは、概ね前番組『シックスハンター』のものを引き継いでいました。制限時間は90分で、使用できるコインや玉の数に上限はありませんでした。勝敗は、制限時間終了時点での出玉（または出玉に相当する差玉）の多さで決定されました。

競技時間の中盤、具体的には開始から45分経過した時点で、番組が独自に設定した最高設定である「お宝台」が発表されるという演出もありました。これにより、後半戦での戦略に影響を与える要素が加えられていました。

ただし、前番組にあった「指定されたプレミアム演出を出すことで勝利となる」といった特定の演出達成による勝利ルールは、『W SIX HUNTER』では採用されませんでした。あくまで出玉が勝敗の基準となりました。

もし両チーム（または両者）の出玉数が同じだった場合、パチスロ対決では獲得枚数で勝敗が決められました。一方、パチンコ対決で大当り回数が同じ場合は、延長戦が行われ、先に大当りを引いた方が勝利となるというルールが設けられていました。

出演者

番組を盛り上げた主な出演者は以下の通りです。

ダブルシックスハンター：かっすん、みほ、滝ありさ、吉川さおり、高橋祐月、一戸愛子といったメンバーが週替わりまたはチーム形式で出演しました。
館長：ゆうたろう
パチリスト：ハンターと対戦するゲスト出演者は、番組独自の呼称で「パチリスト」と呼ばれていました。様々なジャンルから著名人が登場し、熱いバトルを繰り広げました。対戦相手として登場した主なパチリストには、鼠先輩、モンキッキー、武藤敬司、青田典子、長井秀和、なべやかん、もちづきる美、ミノワマン、池谷幸雄、西本はるか、永田裕志、チャーミー中元、海原はるか・かなた、横山ひろし・たかし、ジャガー横田、大沢樹生、長州小力などがいました。

その他、福田一さんも番組に関わっていました。

スタッフ・協力

ナレーション：木原幸尚
プロデューサー：金宮智秀
AP：橋本希恵、花村政男
ディレクター：浜口浩志
協力：ダイコク電機株式会社、株式会社竹屋
制作協力：放送映画製作所
企画：三協エージェンシー
* 制作・著作：映像ウェーブ

エピソード

番組の放送期間中には、いくつかの印象的な出来事がありました。

パチスロ対決が早く終了した場合、パチンコ対決が行われることがありましたが、これは次週の予告として放送されるスタイルでした。

2009年5月15日放送分では、番組初の公開収録が実施されました。この回、高橋祐月さんがバトル開始直後に先制の大当りを引くも、対戦相手の武藤敬司さんに逆転されるという展開がありました。

連敗が続いていたメンバーの初勝利も番組のハイライトとなりました。7月31日放送分では、みほさんが池谷幸雄さんを下して待望の初勝利。また、かっすんさんも同時期にチャーミー中元さんを破り、こちらも初勝利を飾りました。

ハプニングもありました。8月7日放送分では、高橋祐月さんが収録に遅刻するという事態が発生。高橋さん不在のままバトルが開始されましたが、パートナーの一戸愛子さんが勝利しました。しかし、次週の放送では、遅れて登場した高橋さんが館長であるゆうたろうさんから厳しく注意される場面があり、この遅刻が影響してか、その後のパチンコ対決では大敗を喫しました。高橋さんの収録遅刻は、前身番組時代も含めて2度目だったようです。

9月25日放送分では、番組開始以来無敗を誇っていた滝ありささんが、対戦相手である海原かなたさんをバトル前に挑発しましたが、長年のパチンコ経験を持つかなたさんに接戦の末敗れ、初めて黒星を喫しました。

番組終盤の12月11日放送分では、普段は衣装の色（赤、白、黒）でペアが決まるところ、この回に限り、衣装の色が異なるメンバー同士がペアを組んで対決するという、普段とは違う組み合わせでのバトルが行われました。

このように、『W SIX HUNTER』は、タレントたちのパチンコ・パチスロ実戦を通して、笑いとドラマを生み出した番組でした。

もう一度検索