ミノワマン

宇宙超人！ミノワマンD・Z

ミノワマンD・Z（本名：美濃輪 育久）は、1976年1月12日生まれ、岐阜県羽島市出身の総合格闘家、プロレスラーです。「本能のリアルプロレスラー」の異名を持ち、赤いパンツをトレードマークに、ファンを熱狂させる試合を繰り広げてきました。その活動は格闘技界にとどまらず、近年は社会貢献活動にも力を入れています。

生い立ちと格闘技との出会い

幼少期は気管支喘息に苦しみ、身体も小柄だったミノワマン。しかし、漫画『キン肉マン』に憧れ、プロレスラーを志すようになります。1996年にパンクラスの入門テストに不合格となりますが、誠ジムでトレーニングを積み、1997年7月にパンクラスでプロデビューを果たします。

パンクラスでの苦闘と躍進

デビュー後、ミノワマンは5連敗を喫するなど苦戦を強いられます。しかし、横浜道場のリーダーであった鈴木みのるの指導のもと、キックを封印し、レスリングとタックル中心のスタイルに転向。これが功を奏し、徐々に頭角を現します。1999年にはネオブラッド・トーナメントで全試合一本勝ち優勝を達成し、その名を格闘技界に轟かせました。

PRIDE、DREAMでの活躍

2003年にパンクラスを退団後、PRIDEに参戦。クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン、ヴァンダレイ・シウバといった強豪に敗れるも、山本喧一、上山龍紀に勝利。ステファン・レコに秒殺勝利するなど、そのアグレッシブなファイトスタイルで観客を魅了しました。PRIDEウェルター級トーナメントでは、フィル・バローニにリベンジを果たしたものの、ムリーロ・ブスタマンチに敗れました。桜庭和志との対戦では一本負けを喫しましたが、大きな話題を呼びました。

PRIDE崩壊後はDREAMに参戦。ボブ・サップ、チェ・ホンマンといった巨漢を相手に勝利を収め、2009年のスーパーハルクトーナメントでは、ソクジュをKOし優勝を果たしました。その後もDREAM、RIZINなどの舞台で活躍を続けました。

異質なキャラクターとプロレス愛

ミノワマンの魅力は、その強さだけではありません。「超人になりたい」という願望からリングネームをミノワマンに変更し、赤いパンツをトレードマークにするなど、『キン肉マン』への愛を前面に押し出しています。試合中にはプロレス技を繰り出し、「俺はプロレスラーだ!!」と叫ぶなど、その破天荒な言動で観客を沸かせます。近年は、キン肉マンミュージアムの館長も務めています。

社会貢献活動への取り組み

近年、ミノワマンは格闘技の経験を生かし、社会貢献活動にも力を入れています。自殺防止支援のためのカウンセリング活動や、被災地支援のための体操教室などを開催し、人々の心と体をサポートしています。

現在

2022年にはリングネームをミノワマンZに改名し、究極のミノワマンを目指すことを宣言。現在も現役格闘家として活動しながら、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。その型破りな生き方は、多くの人々に勇気と希望を与え続けています。

戦績

総合格闘技：多数の試合に出場
グラップリング：実績あり

獲得タイトル

パンクラス 第5回ネオブラッド・トーナメント 優勝（1999年）
初代BSFミドル級王座（2003年）
DREAMスーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜 優勝（2009年）

出演

映画：新☆四角いジャングル 虎の紋章（2010年）
Vシネマ：大阪風紀委員会（2011年）
テレビ：柔術やろうぜ!（2019年 - 2020年）

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