ダリア・ガブリロワ

ダリア・ガブリロワは、1994年3月5日ロシアモスクワで生まれました。6歳からテニスを始め、右利きで両手打ちのバックハンドを特徴とする選手です。ジュニア時代からその才能を発揮し、2010年のシンガポールユースオリンピックでは女子シングルスで金メダルを獲得。同年の全米オープンジュニア女子シングルスでも優勝を飾るなど、将来を嘱望される選手でした。

2013年の全豪オープンで予選を突破し、グランドスラム本戦に初出場。初戦も突破し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2015年はガブリロワにとって飛躍の年となりました。3月のマイアミ・オープンでは、当時世界ランキング2位のマリア・シャラポワを破るという快挙を達成。トップ10選手からの初勝利を挙げました。5月のローマ大会では、予選から勝ち上がりベスト4に進出。7月のイスタンブール大会では、エリナ・スビトリナとのペアでダブルス優勝を果たし、初のWTAタイトルを獲得しました。この活躍により、2015年の最終ランキングは前年の233位から36位まで急上昇し、WTAアワードの年間最優秀新人賞を受賞しました。

2016年からはオーストラリア国籍として競技に出場しています。同年のホップマンカップでは、ニック・キリオスとのペアでオーストラリアチームを17年ぶりの優勝に導きました。また、2016年全豪オープンでは、グランドスラムで初めて4回戦に進出。リオデジャネイロオリンピックにも初出場しましたが、シングルス、ダブルスともに初戦で敗退という結果になりました。

2017年8月のニューヘイブン大会では、決勝でドミニカ・チブルコバを破り、WTAツアー初優勝を飾りました。この優勝により、2017年8月28日付のランキングで自己最高となるシングルス20位を記録しました。2018年12月には、同じくオーストラリアテニス選手であるルーク・サビルとの婚約を発表しました。

ガブリロワのWTAツアー決勝進出結果は、シングルスで4回(1勝3敗)、ダブルスで4回(2勝2敗)となっています。彼女のグランドスラムでの成績は以下の通りです。

グランドスラムシングルス成績

W: 優勝
F: 準優勝
SF: ベスト4
QF: ベスト8
#R: #回戦敗退
RR: ラウンドロビン敗退
Q#: 予選#回戦敗退
LQ: 予選敗退
A: 大会不参加
Z#: デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン
PO: デビスカップ/BJKカッププレーオフ
G: オリンピック金メダル
S: オリンピック銀メダル
B: オリンピック銅メダル
NMS: マスターズシリーズから降格
P: 開催延期
NH: 開催なし

ダリア・ガブリロワは、そのアグレッシブなプレースタイルと、粘り強いプレーで観客を魅了し続けています。今後の更なる活躍が期待される選手の一人です。

外部リンク

ダリア・ガブリロワ - WTAツアーのプロフィール (英語)
ダリア・ガブリロワ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール (英語)
ダリア・ガブリロワ - 国際テニス連盟
* ダリア・ガブリロワ (@Daria_gav) - X(旧Twitter)

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