ダリオ・グランディネッティ

ダリオ・グランディネッティ：国際的に活躍するアルゼンチン出身の俳優

ダリオ・グランディネッティは、1959年3月5日、アルゼンチン・サンタフェ州ロサリオに生まれました。国際的な評価を得ている実力派俳優であり、そのキャリアはアルゼンチン国内にとどまらず、スペインやその他の国々にも広がっています。

1980年、テレビドラマで俳優デビューを果たしたグランディネッティは、1984年の映画『Darse cuenta』で映画界に足を踏み入れました。その後、数々のアルゼンチン映画やアルゼンチンが製作に関与する作品に出演し、着実にキャリアを積み重ねていきます。彼の演技力は高く評価され、アルゼンチン映画界に欠かせない存在となりました。

アルゼンチンを拠点に活躍する一方で、グランディネッティは国際的な舞台にも進出しました。1998年には、ボリビア製作の映画『El Día que murió el silencio』に出演し、初めて国外の作品に参加。この経験は、彼の国際的なキャリアの礎となりました。

近年では、スペイン映画への出演がめざましく、スペインのテレビドラマにもゲスト出演するなど、活躍の場はますます広がっています。特に、巨匠ペドロ・アルモドバル監督作品への出演は、彼の国際的な名声を確固たるものにしました。『トーク・トゥ・ハー』、『ジュリエッタ』、そしてアルモドバルが製作を務めた『人生スイッチ』など、話題作への出演を通して、世界中の観客にその演技力を知らしめました。

彼の私生活にも目を向けると、グランディネッティは1989年から1992年まで女優のエウラリア・ロンバルテ・リョルカと結婚し、2人の子供をもうけました。その後、1995年4月7日には女優のマリサ・モンディーノと結婚し、さらに1人の子供をもうけています。

俳優としての輝かしい功績を称え、2012年には国際エミー賞を受賞しました。この栄誉は、アルゼンチン人俳優としては初の快挙であり、彼の演技力と国際的な影響力の大きさを改めて示すものとなりました。

また、グランディネッティはサッカークラブCAリーベル・プレートの熱狂的なファンとしても知られています。アルゼンチンを代表する俳優としてだけでなく、サッカーへの情熱も持ち合わせている、多彩な人物像が垣間見えます。

数々の映画、テレビドラマへの出演を通して、ダリオ・グランディネッティは、アルゼンチンのみならず、世界中の観客を魅了し続けています。彼の今後の活躍にも、大きな期待が寄せられています。

主な出演作品

映画
Darse cuenta (1984)
El Día que murió el silencio (1998)
トーク・トゥ・ハー
ジュリエッタ
人生スイッチ

テレビ
Dónde pueda quererte (1980)
Coraje mamá (1985)
Querido salvaje (1986)
Ficciones (1987)
El Oro y el barro (1992)
Apasionada (1993)
Los Machos (1994)
Fiscales (1998)
Chiquititas (1999)
* 多くのスペインテレビドラマ (ゲスト出演多数)

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