ダリル・アンカ

ダリル・アンカとバシャールの世界

ダリル・アンカ（Darryl Anka）は1951年10月12日に生まれ、特殊効果デザイナーおよびチャネラーとして知られています。彼はハリウッドの映画界で活躍し、特に「スター・トレック」「アイ、ロボット」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ダイ・ハード4.0」「アイアンマン」などの有名な作品にヴィジュアル・エフェクトの制作に携わりました。これらの映画は、彼の特殊効果デザインの技術が生かされた代表作品です。

1973年、アンカはロサンゼルスでUFOの目撃体験を通じて、チャネリングの能力に目覚めました。彼は地球外知的生命体であるバシャール（BASHAR）と通信し、そのメッセージを出版しています。1987年には日本に初めて訪れ、ニューエイジや精神世界を信奉する人々の間で彼の著作が広まりました。

バシャールの素顔

バシャールは、地球から約500光年離れたオリオン座近くの惑星エササニ（Essassani）に存在する意識体です。彼の存在は個人ではなく、複数の意識の集合体とされています。このエササニは物理的に不可視で、住人たちは言葉や名前を持たず、テレパシーを通じて意志を伝え合っています。バシャールという名前は、アンカのアラブの背景に由来し、彼が自ら名付けました。「バシャール」はアラビア語で「存在」や「メッセンジャー」を意味します。また、アンカはバシャールの過去世であると述べています。

バシャールの思想

ワクワクすること

バシャールのメッセージの中でも特に有名なのは「ワクワク」という言葉です。彼の提案は、「ワクワクすることを追求しよう」というもので、これは「自己を真に表現する波動」を意味します。この波動は同様の波動を引き寄せ、自己のワクワクに従って生きることが人生の目的であると語ります。

並行世界と選択

バシャールによれば、人間は決断をするたびに、その選択した地球に意識を集中させているとされています。彼は全ての出来事が偶然ではなく、自らが引き寄せた結果であると強調しています。

無時間の概念

また、時間は人間が作り出した概念であり、過去や未来が同時に存在していると伝えています。「いま、ここ」にすべての時間が凝縮されているというのです。

豊かさ

バシャールは豊かさについても述べており、「やる必要のあることを、必要なときにできる能力」と定義しています。

書籍と影響

ダリル・アンカ名義だけでなく、バシャール名義で出版された書籍は多数存在し、彼の思想やメッセージは多くの人々に影響を与えています。「ワクワク」をテーマにしたシリーズや、宇宙存在バシャールからのメッセージをまとめた著作など、その内容は多岐にわたります。

また、2016年に公開されたドキュメンタリー映画『ファーストコンタクト』では、ダリル・アンカがバシャールとの出会いや思想を振り返っています。

バシャールの思想は、彼の信奉者やニューエイジのフォロワーたちにとって、日常生活や自己成長におけるガイドとして位置づけられています。彼のメッセージは、現代においても新たな発見や理解を促すものとなっています。

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