ダルトン・パパリイ

ダルトン・パパリイ

ダルトン・パパリイは、1997年8月8日にニュージーランドのオークランドで生を受けた、プロフェッショナル・ラグビーユニオン選手です。現在は、南半球の強豪クラブが集まるスーパーラグビー・パシフィックに参戦しているブルーズに所属し、フィールドプレーヤーの中でも特に機動力とボールへの絡みが求められるフランカー（FL）として活躍しています。

キャリアの軌跡

彼のラグビーキャリアは、出身地であるオークランドで培われました。若くしてその才能を開花させ、将来を嘱望される存在となります。その実力は早くから認められ、U20ニュージーランド代表に選出されるなど、世代別のカテゴリーでも重要な経験を積みました。この時期に得た経験は、その後のプロキャリアにおいて大いに活かされています。

ブルーズでの活躍

地元オークランドでのキャリアを経て、ダルトン・パパリイは2017年にスーパーラグビーに参戦するブルーズへの加入を果たしました。ブルーズは、オークランドを本拠地とするニュージーランドを代表するチームの一つであり、数々のスター選手を輩出してきました。彼は加入以来、フランカーとしてレギュラーポジションを確立し、献身的なタックルやジャッカル、そしてアタックラインへの積極的な参加でチームに貢献し続けています。ブルーズでの安定したパフォーマンスは、彼を国内トップレベルの選手へと押し上げました。

ニュージーランド代表（オールブラックス）

ブルーズでの活躍が認められ、世界のラグビー界において最も権威のあるナショナルチームの一つであるニュージーランド代表、通称「オールブラックス」への選出という栄誉を掴みました。2022年10月時点では、テストマッチで18キャップを獲得しており、これは強豪揃いのニュージーランド代表においてレギュラークラスであることを示唆しています。持ち前の運動量とフィジカルを生かしたプレーは、オールブラックスのフォワード陣にとって不可欠な要素となっています。

ラグビーワールドカップ2023

ダルトン・パパリイのキャリアにおける特筆すべき出来事の一つは、ラグビーユニオンの世界最高峰の大会であるラグビーワールドカップ2023のニュージーランド代表スコッドに選ばれたことです。ワールドカップ出場は多くのラグビー選手の目標であり、彼のこれまでの努力と実績が高く評価された証と言えます。この大会での活躍は、彼の選手としての評価をさらに確固たるものにしました。

身体的特徴とプレースタイル

193センチメートル、113キログラムというフランカーとしては大柄で非常にパワフルな体格は、コンタクトプレーにおいて強みを発揮します。タックルにおいては相手に強くヒットし、ボールキャリアーを効果的に止めます。また、フランカーとして重要な役割であるブレイクダウン（タックル後のボール争奪局面）においては、そのフィジカルと判断力で相手ボールへの絡みや自チームボールの確保に貢献します。さらに、現代ラグビーにおいてフランカーに求められる機動力も兼ね備えており、フィールドを広くカバーし、アタックにもディフェンスにも顔を出します。

まとめ

ダルトン・パパリイは、若くして頭角を現し、スーパーラグビーでの成功を経てニュージーランド代表の主力選手へと成長した、現代ラグビーを代表するフランカーの一人です。彼のダイナミックなプレースタイルと恵まれたフィジカルは、所属するブルーズだけでなく、オールブラックスにとっても重要な戦力となっています。今後の彼の更なる活躍が期待されます。

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