ダレル・キャリア

ジェームズ・ダレル・キャリア（James Darel Carrier, 1940年10月26日 - ）は、アメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手です。主にABA（アメリカン・バスケットボール・アソシエーション）でシューティングガードとして活躍しました。

キャリアはケンタッキー州ウォーレン郡で生まれ、ウェスタン・ケンタッキー大学に進学。大学4年次には平均26.0得点を記録する活躍を見せました。1964年のNBAドラフトでセントルイス・ホークスから9巡目で指名を受けましたが、入団には至らず、その後3年間はAAU（アマチュア運動連合）でプレーを続けました。

1967年、キャリアはABAのケンタッキー・カーネルズと契約しプロ入りを果たします。カーネルズでは、ルーキーイヤーから3年連続で平均22得点以上をマークし、オールスターにも選出されるなど、中心選手として活躍しました。特に、ルイ・ダンピアーとのバックコートコンビはリーグ屈指と評され、チームの得点源として重要な役割を果たしました。また、キャリアは優れたシューターとしても知られ、スリーポイント成功率で2度、フリースロー成功率で1度、リーグ1位を記録しています。

ダン・イッセル、キャリア、ダンピアーらを擁したカーネルズは、1972年にABAファイナルに進出。しかし、ユタ・スターズに惜しくも敗れ、優勝を逃しました。

1972-73シーズン、キャリアは故障に苦しみ、出場試合数は23試合に留まりました。シーズン終了後、メンフィス・タムズにトレードされ、そこで16試合に出場した後、現役を引退しました。

ABAでの通算成績は、350試合に出場、7,011得点（平均20.0得点）を記録しました。また、通算スリーポイント成功率.377は、ABA史上1位の記録として今もなお輝いています。

その功績が認められ、1997年にはABAオールタイムチームに選出されました。

キャリアのプレースタイルは、正確なシュートと高い得点能力に特徴がありました。特にスリーポイントシュートの精度はABAの中でもトップクラスであり、チームの攻撃を牽引する重要な役割を担いました。また、ルイ・ダンピアーとの連携も抜群で、二人のコンビネーションから多くの得点が生まれていました。キャリアは、ABAの歴史において重要な選手の一人として記憶されています。

個人成績

レギュラーシーズン

プレーオフ

外部リンク
Basketball-Reference.com

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