ダンジョン&ドラゴン2

ダンジョン&ドラゴン2：邪神復活の脅威に立ち向かう勇者たちの物語

『ダンジョン&ドラゴン2』（原題: Dungeons & Dragons: Wrath of the Dragon God）は、2005年にDVDが発売されたファンタジー映画です。前作『ダンジョン&ドラゴン』とは一部名称を共有するものの、物語としての直接的な繋がりはありません。本作では、悪の竜神ファラジュアの復活を阻止するために選ばれた勇者たちが、冒険を繰り広げる姿が描かれています。

あらすじ

イシュミール王国の宰相ベレクは、ハース山で古代文明チュランの遺跡を発見し、そこに眠る巨大な黒竜を目覚めさせます。妻である魔術師メローラの協力を得てチュランの書を解読した結果、3000年前に悪の竜神ファラジュアが侵攻し、チュランのメイジたちが宝珠を用いてこれを封印したこと、そして100年前にアンデッドの呪いを受けたダモダーが宝珠を手に入れ、ファラジュアの復活を目論んでいることを知ります。

国王から宝珠奪還の命を受けたベレクは、女戦士ラックス、神官ドリアン、女魔術師オーマリン、悪党ニムを選抜し、勇者として彼らに協力を要請します。ベレクはアレクの地下納骨堂にある“透視の水槽”で宝珠の在り処とダモダーの防御態勢を確認し、オーマリンの瞬間移動で宝珠を強奪する作戦を立てます。しかし、納骨堂の場所を知るゴブリンの村へ向かう一行を、悪名高い“心臓刈りの森”が阻みます。

一方、メイジ評議会ではメローラの活躍によりチュランの書の解読が進み、封印の儀式の間が発見されます。しかし、メローラは幻視術を使用した影響でダモダーに呪われており、徐々にアンデッド化が進んでいました。ファラジュアが復活する『最初の新月の夜』が刻一刻と迫る中、勇者たちは困難に立ち向かいます。

登場人物

ベレク: イシュミール王国の宰相。元近衛隊長で剣術にも長けていますが、デスクワーク続きで衰えを感じています。行動力があり、難題に立ち向かいます。
メローラ: ベレクの妻で魔術師。気さくな性格で、メイジ評議会入りを目指しています。チュランの書の解読に貢献しますが、ダモダーの呪いを受け、アンデッド化が進みます。
ラックス: バーバリアンの女戦士。豪快な性格で、一度戦闘に入ると手がつけられません。過去に兄がベレクに討たれたという因縁があります。
ドリアン: オバドハイ神の神官。高い知性と人格者で、一行の精神的な支柱となります。
オーマリン: エルフの魔術師。強力な魔法と身軽さを持ち、腕試しの機会を待ち望んでいます。
ニム: 悪党。遺跡や伝承に詳しく、トラップやアイテムにも精通しています。
ダモダー: 100年前に裏切りの濡れ衣を着せられ、アンデッドの呪いを受けた男。ファラジュアの宝珠を手に入れ、復讐を目論んでいます。
ファラジュア: 地獄を支配していた竜神。3000年前に封印されましたが、ダモダーによって復活を遂げようとしています。
オベロン卿: イシュミール王国のメイジ評議会トップ。慎重な性格で、メローラの才能を高く評価しています。
ヴァレリアス: イシュミール王国の現近衛隊長。ベレクの弟子で、剣術に優れています。
* アレク: 悪魔と契約していた男。“透視の水槽”を使って生贄を探していました。

作品の魅力

『ダンジョン&ドラゴン2』は、個性豊かなキャラクターたちが織りなす冒険物語です。魔法や剣術、罠、そして古代の謎が絡み合い、観る者をファンタジーの世界へと引き込みます。邪神復活という危機に立ち向かう勇者たちの姿は、勇気と希望を与えてくれるでしょう。

視覚効果やアクションシーンも前作よりパワーアップしており、ファンタジー映画好きにはたまらない作品となっています。

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