ダン・プライアー

ダン・プライアー

ダン・プライアー氏は、1988年4月14日にニュージーランドのオークランドで生を受けたプロラグビーユニオン選手である。現在、北米のメジャーリーグラグビーに参戦するサンディエゴ・リージョンに所属し、チームの中核として活躍している。ポジションはフランカー（FL）を務め、身長191cm、体重103kgという恵まれた体格を持つ。彼の愛称は「ダン」として知られている。家族構成では、弟のカラ氏もまたラグビー選手というラグビー一家の出身である点も特筆される。

キャリアの始まりとニュージーランドでの活躍

幼少期の5歳からラグビーに親しみ始めたダン・プライアー氏は、オークランドグラマー高校でその才能を磨いた。その後、国内の主要なラグビーリーグであるノースランドでプレーし、スーパーラグビーにも挑戦。ニュージーランドを拠点とする強豪チーム、ブルースを経て、ハイランダーズへと移籍した。ハイランダーズでは特に存在感を示し、彼のキャリアにおける重要な一時期となった。また、彼は先住民系選手で構成される格式高いマオリ・オールブラックスに選出された経験があり、ニュージーランド国内での高い評価と実力を証明している。

日本での挑戦

2018年、彼はキャリアの新たな挑戦として日本のラグビーリーグに参戦することを決断。当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた宗像サニックスブルースに加入した。日本での公式戦デビューは同年8月31日、リーグ開幕戦となる日野レッドドルフィンズ戦に先発出場という形で飾られた。この日本でのプレーぶりが認められ、さらに同年11月には、国際リーグであるスーパーラグビーに日本から参戦していたサンウルブズの2019年シーズンに向けたスコッドに選出された。サンウルブズでの経験は、彼にとって国際レベルでのプレー機会となり、その名をさらに知らしめることとなった。

宗像サニックスブルースでは、チームの中心選手として貢献を続け、2020年にはチームを牽引する共同主将に任命された。これは、選手としての実力だけでなく、チームメイトからの信頼も厚いリーダーシップを持つ証拠と言えるだろう。

北米での新たな舞台

日本での挑戦を終えた後、ダン・プライアー氏は新たな舞台として北米を選んだ。2022年にはメジャーリーグラグビー（MLR）のサンディエゴ・リージョンに加入。現在は同チームの一員として、リーグのレベル向上に貢献している。フランカーとして、ブレイクダウンでの激しいプレーやタックル、そして攻撃参加といった多岐にわたる役割を高いレベルで遂行し、チームの勝利に貢献している。

まとめ

ダン・プライアー氏のキャリアは、ニュージーランド国内での基盤構築から始まり、日本での活躍、そして現在の北米での挑戦へと、国際的な広がりを見せている。マオリ・オールブラックスとしての経験や、日本でのキャプテンシー、そしてサンウルブズでの国際舞台でのプレーなど、彼の歩みは多様性に富み、フランカーとしての高い能力と経験を示している。現在もサンディエゴ・リージョンで精力的にプレーを続けている。

もう一度検索