ダヴィド・ゴギナシュヴィリ

ダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏は、1983年にジョージア（旧グルジア）の首都トビリシで生まれました。彼は、ジョージアにおける日本語教育の先駆けであるトビリシ・アジア・アフリカ大学（現在のトビリシ自由大学国際関係学部）で日本語を専門的に学びました。卒業後は、2006年から2007年にかけて母校で日本語講師を務め、次世代の日本語学習者を育成しました。

2008年、ゴギナシュヴィリ氏は日本へ留学し、慶應義塾大学法学研究科で政治学の修士号を2011年に取得しました。在学中の2013年には、国際文化会館で開催された「日・黒海地域対話」に、日本やコーカサス諸国の政財界の要人とともに、慶應義塾大学の一学生として参加しました。この経験は、彼の研究活動に大きな影響を与えたと考えられます。その後、2016年に慶應義塾大学の政策・メディア研究科で博士号を取得しました。

博士号取得後も日本に在住し、慶應義塾大学SFC研究所の上席所員として研究活動に携わる傍ら、駐日ジョージア大使館専門分析員としても活躍しています。また、「みんなのタマダ」という団体の幹事長も務めており、多方面で活動しています。2021年には、駐日ジョージア大使の信任状捧呈式において、大使に随行するなど、ジョージアと日本の外交関係においても重要な役割を担っています。

ゴギナシュヴィリ氏は、研究者としてだけでなく、翻訳家としても活躍しており、アレクサンドレ・カズベギの作品選を翻訳出版しています。また、南コーカサス諸国に対する日本外交をテーマにした博士論文は、この分野における重要な研究成果として評価されています。

彼の専門知識と経験は、日本とジョージアの関係を深化させる上で不可欠なものであり、今後のさらなる活躍が期待されています。

著作

アレクサンドレ・カズベギ作品選（成文社、2017年）、三輪智惠子訳、ISBN 978-4865200232

論文

南コーカサス諸国に対する日本外交: 多層利益構造の地域における三低主義政策（2017年2月28日、慶應義塾大学の博士論文）

外部リンク

ダヴィド・ゴギナシュヴィリ (@DavidGogina) - X（旧Twitter）
David Goginashvili (goginashvili) - Facebook
* David Goginashvili - YouTubeチャンネル

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