ダーウィン (フリゲート)
ダーウィン（HMAS Darwin, FFG 04）
概要
ダーウィンはオーストラリア海軍に属するアデレード級のフリゲートであり、艦名はノーザンテリトリー準州の首府、ダーウィンに由来しています。この艦船は、1984年に正式に就役し、以来様々な任務に従事しています。
艦歴
ダーウィンの建造は、1981年7月2日にワシントン州シアトルのトッド造船所で始まりました。進水は1982年3月26日で、最終的に1984年にオーストラリア海軍に就役しました。他のアデレード級艦と同様に、初めの2隻はアメリカで建造されていますが、その後の艦はオーストラリアでライセンス生産されています。なお、最新のアップグレード計画としてFFG UP SEA1930に基づく改良が計画されています。
主な活動
ダーウィンは、1999年秋にオーストラリアの指揮の下で東ティモール国際軍に参加し、東チモール地域の安定に貢献しました。また、2001年にはソロモン諸島でも活動しており、地域の治安維持にも寄与しています。
2007年から2008年にかけて、同艦はニューサウスウェールズ州のガーデンアイランドにあるスターリング海軍基地で大規模なアップグレードと修理を受けました。この改修工事を経て、ダーウィンは2008年11月に通常任務に復帰しました。
特別な任務と表彰
2009年3月13日には、シドニー港で開催された観艦式に参加し、オーストラリアの建国200周年記念行事の一環として、17隻の艦艇の中で最も大きな艦としてその姿を見せました。この行事は、多くの市民や軍関係者が注目する中で行われ、ダーウィンの存在感を際立たせる機会となりました。
2010年には、RAN戦闘名誉システムの見直しを経て、ダーウィンは「東チモール1999」、「ペルシャ湾2003-03」、「イラク2003」の3つの戦闘名誉を受賞しました。これらの表彰は、艦が果たした重要な任務を反映したものであり、ダーウィンの歴史に刻まれることとなりました。
最近の活動
2012年には「FFH 157 パース」と「SSG-74 ファーンコム」と共にリムパック（Rim of the Pacific Exercise）に参加し、国際的な共同演習にも関与しています。これにより、地域の他の海軍との連携や技術交流が進められました。
さらに、2013年10月の国際観艦式にも出席し、世界中の海軍艇とその仲間たちとの交流を深める機会を持ちました。このように、ダーウィンは国内外での多彩な活動を通じて、オーストラリア海軍の重要な一翼を担っています。
参考リンク
ダーウィンは、長い歴史を持ち、オーストラリア海軍の重要な任務を果たす艦艇として、多くの人々に記憶されています。
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