ダーク・フューネラル

ダーク・フューネラル (DARK FUNERAL) の概要

ダーク・フューネラルは、スウェーデンのブラックメタルシーンにおいて名を馳せているバンドです。1993年にギタリストのミカエル・スバンベリを中心に、様々なメンバーが集まり発足しました。スウェーデン北部からストックホルムに移った彼は、ここで本格的な音楽活動をスタートし、サウンドクリエイションにこだわりを持つメンバーたちと共に、バンドの基盤を築き上げました。

メンバーの変遷

バンドの結成以降、メンバーの入れ替わりが度々ありました。1996年にはアーリマンを除いた全メンバーが変更され、その後も2010年のメンバー脱退や、2012年のボーカリスト・ナハトガルムの脱退などが続きました。アーリマンはバンドの創設時から唯一のオリジナルメンバーとして、リーダーシップを発揮し続けています。2016年には新作アルバム『Where Shadows Forever Reign』を発表し、ブランクを経て新たなスタートを切りました。

パフォーマンスとエピソード

彼らのライブパフォーマンスは独特で、初来日の際にはステージ上で火を吐くという大胆な行動を行ったため、観客は驚愕しました。このパフォーマンスにより、火災報知機が作動し、消防車が出動する騒ぎもありました。また、ステージではブラックメタルらしいシュールな演出が展開され、ファンを魅了しています。

さらに、ダーク・フューネラルは自身の反抗的な姿勢として、インタビューで過去の犯罪歴について語ったことも話題を呼びました。彼らはバンドのイメージを保つために、コープス・ペイントをし続けるなど、従来の黒い文化の中で独特な立ち位置を築いています。

音楽性

音楽的には、初期は邪悪さを重視したサウンドが特徴でありましたが、3rdアルバム『Diabolis Interium』以降は、ブラストビートを多用したより攻撃的なスタイルに進化しました。サタニズムについての見解を持つアーリマンは、音楽を通じて深いメッセージを伝えてきました。

代表的なディスコグラフィ

ダーク・フューネラルは多くのアルバムをリリースしていますが、その中でも特に『Diabolis Interium』や『Attera Totus Sanctus』などは高く評価されています。アルバムは音楽だけでなく、視覚的な演出やメッセージ性でもファンを楽しませています。

日本での活動

彼らは2003年に日本で初公演を行い、2004年の「EXTREME THE DOJO Vol.9」や2016年の「LOUD PARK 16」など、日本のファンとの交流を深めてきました。アジア市場にも積極的に展開を図っています。

このように、ダーク・フューネラルはスウェーデン出身のブラックメタルバンドとして、独自のスタイルと激しい音楽でシーンに多大な影響を与え続けています。

もう一度検索