チアリーディング日本選手権大会

チアリーディング日本選手権大会

チアリーディング日本選手権大会（通称：JAPAN CUP）は、公益財団法人日本チアリーディング協会が主催する、国内最大のチアリーディングに特化した大会です。この大会は毎年8月下旬の金曜日から日曜日までの3日間にわたり開催され、全国各地から集まったチアリーディングチームがその技術と演技力を競います。

大会の概要

この大会では、チアリーディングに関連した他のジャンル、例えばチアダンスやバトンチアなどの競技は行われず、純粋にチアリーディングの自由演技競技がメインとなります。競技はDivision.1とDivision.2に分かれ、Division.1には5つの部門、Division.2にはグループスタンツ演技競技、パートナースタンツ演技部門などが設けられています。また、Division.1の自由演技競技部門の優勝チームには文部科学大臣杯が授与されるため、選手たちにとっては名誉あるタイトルでもあります。

新型コロナウイルスの影響

2020年には新型コロナウイルスの影響で、大会の内容が変更されました。この年は選手同士の接触を避けるために、自由演技競技が実施できず、代わりに接触のないタンブリング、ダンス、ジャンプなどを駆使した「チアリーディング スピリッツ演技競技」が新たに設けられました。1チーム８人が90秒間演技するスタイルで、以降の大会でもこの形式が継続されました。また、2020年から2022年の3年間では選手たちの声出しも禁止され、喜びを表現する声が減点対象となるなど、厳しい対策が講じられました。代わりに、録音されたかけ声が会場内で流れる形式が取られました。

開催場所

大会は、長年国立代々木競技場第一体育館で行われてきましたが、代々木競技場の改修工事に伴い、2017年は東京体育館、2018年は高崎アリーナ、2019年は武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されました。その後の開催地については、選手や観客の安全を第一に考えながら選ばれています。

優勝チームたち

大会では、部門ごとに優勝チームが決定されています。特にDivision.1では、中学校、高等学校、大学、社会人部門があり、2020年は特例としてチアリーディング スピリッツ演技競技が実施されましたが、他の年では自由演技競技が行われてきました。また、Division.2にもさまざまな部門が設置されており、年々参加者が増加し、より多様な演技が見られるようになっています。

テレビ放送

大会の模様は、後日NHK BSで中継録画されるため、多くのファンがテレビを通じて大会を観ることができます。これにより、現地に足を運べない人々も全国大会の迫力を楽しむことができるようになっています。

このように、チアリーディング日本選手権大会は選手たちにとって大きな挑戦の場であり、毎年多くの期待が寄せられています。

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