チェックメイト!〜正義の番人〜

『チェックメイト!～正義の番人～』(原題:特別労働監督官 チョ・ ジャンプン)は、2019年に韓国MBCで放送された全32話の痛快アクションコメディドラマです。最高視聴率8.4%を記録し、日本でもKNTV、BS12トゥエルビ、アジアドラマチックTVなどで放送されました。

主人公は、チョ・ジンガプ(キム・ドンウク)。かつて高校の体育教師でしたが、ある出来事をきっかけに解雇され、刑事である元妻チュ・ミラン(パク・セヨン)とも離婚しています。生活のために労働監督官の職に就いた彼は、不正を暴きながら、過去の出来事と向き合うことになります。

ジンガプは、自身の解雇の原因が、かつての教え子で悪徳企業ミョンソングループの御曹司であるヤン・テス(イ・サンイ)であることを突き止めます。復讐心に燃えるジンガプは、元教え子への復讐を開始。しかし、復讐劇は、労働問題の解決に繋がっていく、意外な展開を見せます。

ジンガプを支えるのは、元妻ミランと、探偵会社社長で彼の教え子であるチョン・ドック(キム・ギョンナム)です。ミランは刑事として、ドックは探偵として、それぞれの立場からジンガプをサポートします。ミョンソングループの専属弁護士ウ・ドハ(リュ・ドックァン)は、ジンガプたちの前に立ちはだかる強力な敵として物語を盛り上げます。

物語は、ジンガプの痛快なアクションと、彼を取り巻く人間関係の複雑さが見事に融合しています。コメディ要素も加わり、テンポの良い展開で視聴者を魅了します。復讐劇と労働問題解決という2つの軸が、見事に絡み合い、最後まで目が離せない作品となっています。

日本での放送では、チャンネルによって話数が異なっています。KNTVでは16話版、BS12トゥエルビでは20話版で放送されました。いずれも朝鮮語放送に日本語字幕が付けられています。

このドラマは、数々の賞を受賞しました。2019MBC演技大賞では、キム・ドンウクが大賞と最優秀賞を受賞。パク・セヨンが優秀賞、キム・バンディが脚本家賞を受賞するなど、キャストとスタッフの演技力と脚本が高く評価されました。2019コリアドラマアワード、第14回ソウルドラマアワード2019でもキム・ドンウクは主演男優賞を受賞しています。

『チェックメイト!～正義の番人～』は、痛快なアクション、人間ドラマ、そして社会問題を絡めた見応えのある作品です。キム・ドンウクを始めとする個性豊かなキャスト陣の演技、そしてテンポの良い展開は、多くの視聴者を虜にしました。もし、まだご覧になっていない方は、ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。

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