チカッパ

チカッパは、2021年4月12日に生まれた日本の競走馬です。馬名の由来は、博多弁で「ものすごく、とても」という意味で、その名の通り、レースでは力強い走りを見せています。

2歳時（2023年）

2023年6月4日、阪神競馬場の芝1400mでデビュー戦を迎えました。レースでは3番手を追走し、直線で抜け出しを図りましたが、アトロルーベンスに交わされ2着に敗れました。続く7月1日の中京競馬場での未勝利戦では、不良馬場に苦しみ6着に終わりました。その後、ダート路線に転向し、2戦連続で2着と好走。10月21日、新潟競馬場のダート1200m戦で、好位追走から力強く抜け出し、後続に3馬身差をつける快勝で、5戦目にして初勝利を挙げました。勢いに乗るチカッパは、11月11日のオキザリス賞で2着となった後、12月23日の中山競馬場での2歳1勝クラスで、中団から鋭い末脚を伸ばし、2馬身半差をつけて2勝目を飾りました。

3歳時（2024年）

2024年、チカッパは2月18日のヒヤシンスステークスで始動し、3番手追走も直線で伸びを欠き5着に敗れました。しかし、次走の昇竜ステークスでは、2番手追走から最後の直線で逃げ粘るジョージテソーロとの激しい叩き合いをハナ差で制し、3勝目をマークしました。4月29日の兵庫チャンピオンシップでは、2・3番手追走も軽快に逃げるエートラックスを捉えきれず、3馬身差の2着に終わりました。8月15日の北海道スプリントカップでは、道中中団から脚を伸ばし、先に抜け出したエートラックスをかわして先頭に立ち、2馬身差をつける快勝で、重賞初制覇を達成しました。さらに10月3日には、大井競馬場で行われた東京盃に出走し、古馬との初対戦となりました。道中は最内を追走し、直線で馬場の真ん中から馬群を抜け出して優勝。3歳馬の勝利は、2005年のアグネスジェダイ以来19年ぶりという快挙でした。

チカッパは、2歳時にダート路線に転向してから着実に力をつけ、3歳時には重賞2勝を挙げるまでに成長しました。特に東京盃では、古馬を相手に力強い走りを見せ、その実力を証明しました。今後の活躍が非常に期待される競走馬です。

競走成績

競走成績の詳細は、JBISサーチおよびnetkeiba.comで確認できます。

競走成績は2024年12月8日現在

血統

チカッパの従兄弟には、アメリカでGIを3勝したZensationalがいます。

外部リンク

競走馬成績と情報: netkeiba, スポーツナビ, KEIBA.GO.JP, JBISサーチ, Racing Post

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