チック・タックのフライマン

『チック・タックのフライマン』（英語名: Mr. Terrific）は、1967年4月7日から7月28日まで、日本テレビ系列局で毎週金曜19:30 - 20:00に放送されたテレビドラマです。花王石鹸（現・花王）の一社提供番組でした。

このドラマは、アメリカのNBCで制作されたテレビシリーズのリバイバル版として企画され、日本向けにアレンジされたものです。オリジナル版とは異なり、晴乃チック・タックが吹き替えを担当し、新たな魅力を加えています。チック・タックは、この番組終了後も、後番組である花王提供の『レ・ガールズ』に初回ゲストとして出演するなど、花王との関係を継続しました。

しかし、『チック・タックのフライマン』の放送期間はわずか3か月と短く、残念ながら早期に終了してしまいます。この番組の終了後、日本テレビ系列の金曜19時30分枠では、ドラマの放送が長らく途絶えることになります。次にこの枠でドラマが放送されるのは、20年後の『Wパパにオマケの子?!』（出演：中村雅俊、片岡鶴太郎、伊藤美紀）まで待つことになります。

以下に、主なネット局を記載します（特記がない限り同時ネット）。

日本テレビ（制作局）
札幌テレビ
新潟放送
北日本放送
北陸放送
福井放送
* 名古屋テレビ

『チック・タックのフライマン』は、短命な番組ではありましたが、当時のテレビ界において、海外ドラマのリメイクやコメディドラマの可能性を追求した作品として、記憶されるべきでしょう。また、花王石鹸という大手企業が、一社提供という形で積極的にテレビ番組に関与していた時代を象徴する番組でもあります。番組自体は短い期間で終了しましたが、出演者やスタッフ、そして視聴者の記憶には、確かにその足跡を残しています。

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