チャド・ダービン

チャド・グリフィン・ダービン：多彩な経験を持つ元プロ野球投手

チャド・グリフィン・ダービン（Chad Griffin Durbin, 1977年12月3日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州スプリング・バレー出身の元プロ野球選手。右投両打の投手として、メジャーリーグで多様な役割を担いました。

プロ入りとメジャーデビュー

1996年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから3巡目（全体79位）で指名され入団。1999年9月26日に念願のメジャーデビューを果たしました。

移籍と役割の変化

2004年のシーズン途中にウェーバー公示を経てアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。その後、2005年はワシントン・ナショナルズ傘下AAA級でプレーし、2006年にはデトロイト・タイガースで3試合に登板するなど、様々なチームを渡り歩きました。

2007年には、デトロイト・タイガースで故障者の代替として先発ローテーション入り。その後リリーフに配置転換されましたが、先発投手の穴を埋める役割も担い、19試合に先発、17試合にリリーフとして登板しました。シーズン後、FAでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。

フィリーズでの活躍とワールドシリーズ制覇

2008年はリリーフとしてフル回転し、防御率2.87、自己最多の71試合に登板。チームはワールドシリーズに進出し、28年ぶりの優勝を果たしました。ダービン自身もポストシーズンで6試合に登板し、優勝に貢献しました。2009年もポストシーズンで2勝を挙げるなど、重要な局面での活躍が光りました。

その後のキャリア

2011年はクリーブランド・インディアンスでプレー。2012年にはワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結びましたが、スプリング・トレーニング後に自由契約。その後、アトランタ・ブレーブスと1年契約を結びました。2013年にはフィリーズに復帰しましたが、結果を残せず自由契約となり、同年現役引退を表明しました。

プレースタイル

ダービンは、先発、リリーフの両方をこなせるユーティリティ性のある投手でした。特に、リリーフとしては安定した投球でチームを支え、重要な場面での登板も多く、勝負強さが光りました。

背番号

33 (1999年 - 2002年)
49 (2003年 - 2004年)
45 (2004年、2013年)
52 (2006年 - 2007年)
37 (2008年 - 2011年)
32 (2012年)

まとめ

チャド・ダービンは、様々なチームで多様な役割をこなし、2008年にはワールドシリーズ優勝も経験した、記憶に残る投手でした。そのユーティリティ性と勝負強さで、多くのファンを魅了しました。

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