チャド・ピンダー

チャド・ピンダー：ユーティリティープレイヤーの軌跡

チャドウィック・ハドソン・ピンダー（Chadwick Hudson Pinder, 1992年3月29日 - ）は、アメリカ合衆国バージニア州リッチモンド出身の元プロ野球選手。右投右打のユーティリティープレイヤーとして、主にオークランド・アスレチックスで活躍しました。愛称は「チ（Chi）」。実弟のチェイス・ピンダーもプロ野球選手（外野手）です。

プロ入り前

ポクオソン高等学校時代には、後にプロとなるカイル・クロケットとチームメイトでした。

プロ入りとアスレチックス時代

2013年のMLBドラフト2巡目（全体71位）でオークランド・アスレチックスから指名され、プロ入り。A-級バーモント・レイクモンスターズでプロデビューし、42試合に出場しました。

2014年にはA+級ストックトン・ポーツで打率.288、13本塁打、55打点、12盗塁を記録。

2015年はAA級ミッドランド・ロックハウンズで打率.317、15本塁打、86打点、7盗塁と好成績を残し、テキサスリーグのプレイヤー・オブ・ザ・イヤー・アワードに輝きました。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属。

2016年はAAA級ナッシュビル・サウンズで開幕を迎え、107試合に出場。8月17日にメジャー契約を結び、20日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビューを果たしました。メジャーでは22試合に出場し、1本塁打を記録。

2017年は87試合に出場し、15本塁打を放ちました。

2018年は110試合に出場し、打率.258、13本塁打を記録。

2019年はシアトル・マリナーズとのMLB日本開幕戦で来日。124試合に出場し、打率.240、13本塁打、47打点を記録しました。

2020年は24試合に出場。

2021年は75試合に出場し、打率.243、6本塁打、27打点を記録しました。

2022年は111試合に出場し、打率.235、12本塁打、42打点、2盗塁を記録。オフにFAとなりました。

ナショナルズ傘下時代

2023年1月30日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結びましたが、3月24日に自由契約となりました。その後、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約。AAA級ロチェスター・レッドウイングスで16試合に出場後、5月5日に自由契約となりました。

ブレーブス傘下時代

2023年5月9日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約。AAA級グウィネット・ブレーブスで7試合に出場後、5月27日に引退を表明しました。

プレースタイル

ユーティリティープレイヤーとして、内野・外野の複数のポジションをこなせる器用さが持ち味。パンチ力のある打撃も魅力でした。

受賞歴

テキサスリーグ最優秀選手賞：1回（2015年）

背番号

18（2016年 - 2020年）
4（2021年）
10（2022年）

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